◆日程: 2024/5/11
◆形態: 沢登り
◆人数: 2名 (N山、S口)
◆ルート: 川乗橋ー川苔谷下降点ー木橋跡ーウスバ林道ー鷹ノ巣駅
家族に車を貸してしまったので、駐車スペースが少ないため普段はあまり足を向けない奥多摩の日原方面の沢に行くことにした。暑くなりそうなので多少水気のある沢といことで逆川を選択。メジャーな沢だがN山は初遡行。まあ膝位までは濡らしましょうか と結構ナメてかかっていた。
奥多摩にホリデー快速の一本前に到着する電車に乗った。日原行きのバスの前に川苔橋行きの臨時バスが出て予定ちょっと前倒しで川苔橋に着けた。この臨時バスは満員でほとんどは川苔橋で降りたから、70人位は入山することになる。ただ沢屋はさすがに我々だけだった。
林道を30分ほど歩きカーブミラーの脇から入渓。沢に降り立ったあと少し遡ると逆川の入口。
3m+7m滝は7mの滝つぼにドカドカと水が流れ落ちており、近づきがたくみえるが、3mを上がって巻き込めば水にぬれずに済む。遡行図には初級者にはロープを出した方がよいとのことであったが、落ち口への一歩が滑っていて嫌な感じがあったので、出しておいて確かに正解だったと思う。確保支点がとれなかったので、腰がらみビレイでS口を迎える。
しばらくは苔むしたゴーロ帯を歩き、飽きてきたころにゴルジュに入る。
ゴルジュ出口の4m滝は右岸側壁を行くのかと思いきや、遡行図に「釜が埋まって容易」と記載があったため、釜を右岸側をへつって行くことにしたが、最後数mは完全に泳ぎ、そこから滝に取り付くが水流の中のステップを見つけられないと結構苦労しそう。膝までどころか首まで浸かった上にシャワー浴びた。さむ~。日が当たる場所を拾って一本とる。その後しばらくはアスレチック的な滝がいくつも現れる。
トイ状3段10mは下部がちょっとイヤらしく、一度ズッコケた。上部は突っ張りで登るがステップがあり難しくはない。N山は上がった後次の4mに左岸からすぐ取り付いて登れることを確認したが、S口が登ってこないので滝を降りて声をかけると、滝を巻いて登ってきた。「ちゃんと後ろみろよ。ロープ出せっていってたんだよ」と怒られる。
ウスバ林道直前の10m滝は遡行図通り右壁。下部はヌメヌメでたわしで丁寧にこすりながら一歩ずつ上がる。中段にハーケン一本。ここからはコケの生えたガバが連続するが、コケが生えていると浮いているかどうかがわかりにくいので、ここも慎重にあがった。落ち口にもハーケン一本あり。滝を上がるとウスバ林道の朽ちかけの橋が現れる。ここでは立ち木でビレイ。
ここからウスバ林道を大ダワ目指して登る。仕事道として生きているのか結構整備されている。多少のアップダウンをこなして登山道に出た。鳩ノ巣では熊野神社に寄って無事下山のお礼参り。駅から沢くさいまま上り電車にのって、河辺駅の梅の湯で汗を流して解散した。