南アルプス フロントトレイル 無雪期縦走

◆日程:2023/11/23-25
◆形態:無雪期縦走
◆人数 3名(H本、D山、M上)
◆ルート:
 23日 中沢ー貫ヶ岳ー樽峠ー高ドッキョウー徳間峠(泊)
 24日 徳間峠ー田代峠ー青笹山ー地蔵峠(泊)
 25日 地蔵峠ー十枚峠ー十枚荘温泉

報告:M上

 南アルプスフロントトレイルは昨年、北の夜叉神峠から早川の七面山登山口まで今回と同じメンバーで縦走しましたが今年も同じ時期に南から縦走して全体をつなぐ計画を考えました。地図を平面的に見れば早川の七面山登山口がトレイルの約半分なので前回同様2泊3日で歩けば完走できると思いましたが高度は低いものの一部上り下りが激しく道も未整備部分が多くて時間がかかり予定の七面山登山口まで行くことが出来ませんでした。

 22日:新宿を22時にリーダーH本さんの車で出発しましたが河口湖から身延方面に向
かう道で落石の通行止めに会い道の変更で予定時間より1時間遅く下部温泉に着きました。

 23日:下部温泉に車をデポしJR身延線始発で十島駅に行きH本さんに予約してもらったタクシーで登山口の中沢に向かいました。7時40分多少寝不足ですが天気は上々で気持ちよく歩きだします。里山のハイキングコースのような道をフロントトレイルの焼山峠に登り荷物を置いて最初のピーク貫ヶ岳897mに9時50分到着。峠に戻り小さなピークを2つ超えて樽峠に11時50分到着してここでランチです。しばらく進むと他の登山者とすれ違います。一つピークを越えて少し急になって14時20分山梨百名山の高ドッキョウ1133mに。山頂からは富士山が正面に。樽峠登山口経由で高ドッキョウに登る人は多いようです。

頂からしばらくは気持ちの良い道が続きましたが徐々に道が細くなり尾根も細くなってきて踏み跡程度に変わってきました。本日は東海自然歩道が通っている田代峠までの予定でしたが以外と細尾根の上り下りの通過に手間取り15時40分に手前の徳間峠で4人用テント1張りで一杯のスペースしかありませんでしたが張ることにしました。しかしテントは広いのでゆったりできました。計画段階では十枚峠まで水はないと思っていましたのでD山さんが水を使わない夕食を工夫してくれてウイスキーのお湯割りも進み満足して眠りにつきました。気温もあまり下がらず外は星空が広がり明日も好天のようでした。

 24日:3時起床で5時出発です。最初から急な登りが始まりました。H本さんが暗闇の中ライトの明かりで先頭を登ります。地図上の1055mピークに着くと次は1059mピークですが結構ルートが蛇行し上り下りが急でロープのはった所が多くなりました。しかしロープはかなり古くてほとんど黒く変色してしばりつけた木の幹に長い年月で埋まってしまっているところもあり頼りにするのを躊躇してしまいます。地図で見れば大した距離ではないのですがコンパスやGPSで確認しながら進み9時10分やっと田代峠に到着しました。峠には東海自然歩道になっている山道が交差しており一息付けるところです。そこで谷に下ると水が取れそうなので探しに行きました。しばらく下ると小さな流れを発見し汲むのに時間はかかりましたがラッキーでした。
 これから青笹山まで急登が高さで500m以上続きます。ルートも踏み跡だけでステップなどありません。あるのは灰色に変色したトラロープだけでした。途中の1232mを過ぎると40度近くの斜面になり腕と足の力で登るしかありません。今回の一番きつい登りになりましたが山頂近くになって笹薮になりかけ分けて進むと12時30分青笹山1558mに着きました。山頂には静岡側から日帰りで登ってきたグループの人たちが。

     ※青笹山から見た右のピークが高ドッキョウ、その後ろの尾根の左端が貫ヶ岳。

 山頂からは登山道もはっきりしてやっとのどかな尾根歩きの始まりです。1481mピーク、1503mピークと続きます。しかし今まで南から吹いていた風が西風に代わりかなり気温が下がってきました。風が強くなってきた14時50分地蔵峠に到着。風をよけて山梨県側に回り込むと小さな祠が有りテントが張れそうなスペースが。風を直接受ける心配のない良い場所でした。本日は担いできた水も十分でH本さんの夕食とお湯割りが進みました。本日も星空ですが少し雲が出てきたようで夜中にテントをたたきつけるようなかなり強い音で目が覚めましたが雨かと思ったら風の音でした。

 25日:本日は5時50分祠のお地蔵さんにお礼を言って出発しました。昨日までと違いかなり雲が覆っていましたが朝日が昇り始めると雲の隙間から漏れた光が遠くに見える駿河湾を黄金色に美しく照らしました。

明日は日曜日でもう1日の余裕がありましたのでそのまま進んで安部峠あたりでもう1泊すれば翌日七面山登山口に下ることは可能に思えましたがどうも気持ちが動きません。多分登る気持ちがお腹いっぱいになったからでしょう。尾根道を十枚峠まで進んで下ることに。ピークを3つ超えて8時10分十枚峠に到着しました。
 ここは静岡側にも山梨側にも比較的短い距離で下れるところです。我々は車のある下部温泉に行きたいので山梨側の十枚荘温泉に下りました。十枚山登山口に着きしばらく道路を歩いて11時20分温泉のある集落に到着して山行を終えました。

 南アルプスフロントトレイルは山梨県の麓のいくつかの町が計画して整備したトレイルラインで多少地味ですがロングトレイルの好きな方にはお勧めのコースです。ホームページを見ると北の夜叉神峠から南の阿部峠までコースの標識などの設置が進んででいるようですが貫ヶ岳まではまだ未整備の区間が多くありました。特に高ドッキョウから青笹山間はかなり悪く注意が必要でした。全部つなぐにはもう一度出かけなければなりませんが来年になればまた行く気持ちが沸いてくるでしょう。良い天気と下調べから運転まで全部してくれたリーダーに感謝です。

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