◆日程:2026/3/20-22
◆形態:山スキー
◆人数名:2名(M上、M本)
◆ルート:
3/20 杉ノ原スキー場-三田原山-高谷池ヒユッテ泊
3/21 高谷池ヒュッテ-火打山-空沢尾根-焼山北面台地-適地
3/22 テント-焼山-往路を戻る-アマナ平-笹倉温泉
個人的には15年以上登っていなかった火打山と焼山に久々に出かける計画を立てました。滑りと景色を楽しめる代表的な山ですが同行は雪の火打山は初めてのM本さん。入山口の杉ノ沢スキー場のゴンドラとリフトを利用すると1850mまで楽に登れるのも魅力ですが3月ではまだ厳しい部分も残る山の縦走でした。
20日
妙高高原駅に9時31分に到着しタクシーを待っていると同じくタクシー待ちの単独の方も杉ノ沢と言うことで相乗りして向かいました。杉ノ沢のゴンドラに乗り長いリフトに乗り換えて1850mまで登り10時40分くらいに出発しました。ちなみにゴンドラと長いリフトで4500円。楽に登るのも楽ではありません。
好天の中、妙高山の外輪山の三田原山までジグを切って登って行きます。順調に登って三田原山を越え黒沢池の雪原に滑り下りますがそこから高度を上げてゆくと風が強くなってきました。初日は高谷池ヒュッテの近くまで登ってテント泊をと考えていましたが茶臼山を越えてしばらく進むと高谷池ヒュッテが見えてきました。
私の昔の記憶の中ではこの時期の休日なら3階の冬季スペースはいつも満員だったのですが以外とスペースがあり布団に毛布まで揃えてあったのはずいぶんイメージが変わりました。風も強いのでテントはやめてヒュッテに泊まることに。時間は15時30分。多少騒がしいのですがゆったりできるのはやはり素晴らしい。
今回は上り下りが厳しいと思い荷物を軽くしたので夕食はフリーズドライのパスタですが少し手を加えてボリュ―ムを増やしました。夜になるとますます風は強くなりブリキの屋根が大きな音を立てていました。

21日
好天の朝を迎えました。早朝は雪が固いと思い出発を8時としました。本日の予定は焼山の北面台地までなのでそれほど急ぐ必要もありません。天狗の庭を過ぎて尾根に上がり高度が2000mを越えたあたりから雪が固くなってきたので早めにクト-をつけることにしました。時々強い風が吹きつけますが10時45分2461mの火打山山頂に着きました。広い山頂でたまたまでしょうが風が治まり少し休憩。360度の景色を楽しみます。

シールを外して北面台地への下降に移ります。硬い斜面が続きガリガリ言わせながら下って地図上の振別の池のある小ピークまで進みましたが風が強く高さが20mもないのですが登るのに躊躇して西側を巻くことにしました。本来は小ピークを越えて空沢尾根を北西に進み広い尾根に乗って下るのが計画コースでした。しかし固い斜面のトラバースは傾斜が増して進むのが難しくなってしまい手前のルンゼを下ることにしました。小ピークは東側を巻けばよかったのかも?転倒は厳禁の斜面なのでコース選びに神経を使います。しばらく下って隣のルンゼに移りまた下り続けてルンゼがだんだん細くなって難しくなってきたので支尾根の2060mくらいの所にあったテラス状の所で小休止。そこからスキーでは難しいのでアイゼンで下ることにしました。
高度差で200m以上下ってスキーが使える斜面になりましたのでデブリをよけながら下って行くと影火打からのコースと合流。新しいシュプールがありました。後から分かったのですが高谷池ヒュッテを先に出発したパーティーの人たちの様で影火打のコースは硬い斜面に雪が乗って滑りやすかったそうですが下部は大きなデブリがありましたのでどうだったでしょう。
風もなく緊張が解けてホッとするところで昼休みにしました。当初の計画でしたら滑りを楽しみながら下ってくるところでしたが予定外のルンゼを下ることに。何度か下った事のある火打山から北面台地ですが一番面倒な下りになってしまいました。

北面台地に向かい滑り下りて1350mあたりからシールに変えてトラバース気味に進み焼山から下っている大きな溝「賽の河原」を渡ります。登り返してしばらく進んでダケカンバが所々に生えた所で16時30分本日のテントを張りました。設営後の乾いた喉に雪を混ぜて作ったフリーズドライのイチゴミルクが美味しい。夕食はアルファー米のサンマ入り炊き込みご飯風。星空が広がり明日は焼山です。

22日
最終日、焼山に登って笹倉温泉まで下ります。テントをデポして7時20分出発しました。テントが1360m、焼山山頂が2400mですから高度差1000mくらいの登りになります。4時間で登れると思いながら最初は焼山北面を見ながら緩い斜面を登って行きますが徐々に傾斜が増し1850mあたりで溝を一つ越えて西側の斜面に移り高度を稼ぎました。
正面に見えるピークを目指して2160mあたりにスキーをデポしてアイゼンで斜面をダイレクトに登ることに。正面のピーク下に着いたのが11時くらいでしたので3時間で山頂に着くと喜んだのですが登ってみると広い斜面の先に一段高いピークが見えてきて間違いに気づきました。正面に見えていたのは2260mピークでした。
11時40分焼山山頂に着きました。火打山をバックに記念写真など撮っていると火打側から登って来た人に声をかけられました。何と初日タクシーで相乗りした単独の方でした。火打山から笹ヶ峰方面に下り登り返してきたそうでなかなか無い偶然でした。

下りをどこにするか相談しましたが登ったルートをクライムダウンすることにしました。空は高曇りになっていたので気温が上がらず緩まなかったのが幸いでした。スキーデポ地にもどりここから長い滑りが続きます。今回初めての快適なスキーです。途中テントを撤収して下りに下って徐々に雪は重たくなりましたが標高460mの笹倉温泉まで滑って16時に今回の山行が終わりました。
かなり昔の話なのですが火打山から北面台地、焼山、昼闇山と縦走をしたとき初めて焼山に登りましたが今回のコースよりもう一つ西側にある大きな溝を越えてスキーで山頂近くまで登った記憶が。溝を超える時メンバーの一人がシールに着いた雪をストックで叩き落しながら登ったのでストックが折れてしまったことを後で思い出しました。本日笹倉温泉から暗いうちに登ってきたタフなBCスキーヤー達もこのコースが多かったようです。
コンディションとしてはあまり良く無かった今回ですが同行してくれたM本さんには初めてのスキーを使った縦走だつたそうでその面白さを感じたそうです。計画した私にとっても収穫のある山行でした。
(M上記)
