足尾 皇海山 無雪期縦走

◆日程: 2024/05/18~19
◆形態: 無雪期縦走+沢登り
◆人数: 3人(H本、T崎、M上)
◆ルート: 
5/18 銅親水公園~松木川~ニゴリ沢~モミジ尾根~国境平(泊)
5/19 国境平~皇海山~鋸山~庚申山~オロ山~中倉山~銅親水公園

(報告:H本)

5/18(土)天気:晴れ
 東京朝発で足尾の銅親水公園へ駐車場は満車で路上駐車の長い列が続いており、我々も仕方なく駐車場から下流400m程に路上駐車して出発。
 松木川左岸の林道を歩いていると工事用の運転者さんから熊が出たので注意するようアドバイスを受ける。この先林道は崩壊か所が多く慎重に進み、ウメコバ沢出合付近で渓流シューズに履き替える。まもなく現れる大堤防は左岸に昇降用ステップがあり難なく超えることが出来る。この後は膝くらいの渡渉を10数回行う事になる。1か所3mの滝に阻まれが、左岸に巻道があるので問題なし。まもなくニゴリ沢出合だ、この沢は左岸の台地上進むため水に浸かることはない。四角で赤と黄色の標識が目印か所から急登しモミジ尾根に出る。尾根にはコシアブラもあったが大きくなりすぎ、食するには時期が遅すぎたようだ。
 国境平は笹原でテント場には事欠かない。我々は記録にもある水場への下降地点(群馬側へ10分程で水場)の目印の鹿の頭蓋骨が木に掛けてある平地にテントを張る。薪も豊富でこんな稜線でたき火を出来るとは思っていなかった。
◇コースタイム;銅親水公園(9:00)~ニゴリ沢出合(12:00)~国境平(16:00)

5/19(日)天気:曇り
 夜は鹿の鳴き声が気になったが4時起床、本日は行動時間が長いので気を引き締めて出発。国境稜線は最初穏やかな登りが続くが、途中からシャクナゲの急登になりそれが終わると皇海山山頂だ。山頂で会った人たちは庚申山荘が閉鎖のため駐車地点を1~2時に出発しているとのこと。ここからはアップダウンを繰り返しながら下るのみだが、鋸岳の前後には鎖・ロープ・ハシゴ場と気の抜けない通過が待っている。
 薬師山からは危ないか所もなく庚申山へ。庚申山から中倉山へ標識は見落としそうな小さなものが下がっていた。ここからオロ山までは獣道と間違いやすい踏み跡が続いているが、赤布等もまばらにしかなく注意が必要だ。オロ山からは明瞭な踏み跡があり、沢入山からは一般登山道となる。噂の「孤高のブナ」は松木川側の崩壊が進まないように柵に囲まれていた。
 ここからの下りは急で膝に来る。中倉山登山口から駐車場所までの林道1時間は疲れた体へは堪えた。
◇コースタイム;国境平(5:30)~皇海山(8:00)~庚申山(12:10)~孤高のブナ(15:30)~中倉山登山口(17:00)~銅親水公園(18:00)
 

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