吾妻 岩櫃山・嵩山 ハイキング

◆日程:2023/4/1~2
◆形態:ハイキング
◆人数:2名 (T野 +1)
◆ルート:
4/1 平沢登山口~岩櫃城跡~清瀧院跡~山里~岩櫃山~平沢登山口

4/2 道の駅霊山嵩山~嵩山周遊ルート~道の駅霊山嵩山

(T野記)

4/1

 初日は、まず平沢登山口から岩櫃城跡を見学、早速、古の時代に思いを馳せます。その後、「尾根通り」を8合目まで登って、「十二様通り」を惜しげもなく麓まで下りて,清瀧院跡で野点を楽しむ。すると、吾妻町を紹介する動画を撮りに来ていたという忍者2人が岩櫃山の岩峰をバックに走っていた。なかなか絵になる図でしたが、よく考えてみれば、本当の忍者は、目立たないように相手方に忍び込んで情報を探るのだから、あ
んなに目立つ格好はするはずもなく、であれば、あのいかにも忍者という格好は、いつだれが考えたのだろうか?実に気になるところです。ここにいた忍者二人は実に気さくで、撮影にも応じてくれたし「これ旨いんですよ!!」と地元の菓子「政右衛門」を旨そうに頬張っていた。(ひょっとして「政右衛門」の店の人?)うまく乗せられ、そんなに旨いなら・・・とついつい、ホテルで販売していたので、もらったクーポンで大人
買い・・・。今回はこの町に少しは貢献したようだ。この「政右衛門」アーモンドの香ばしさとバターの風味が効いて確かに美味しい!!吾妻町のお土産としては一押しです。そう、あの忍者の言葉に嘘はなかった。
 あっ、つい「政右衛門」に話題が変わってしまったが、ここ清瀧院跡は、ちょうど桜が満開でバックには岩櫃山の岩峰がそびえ、岩櫃山きってのviewスポットです。

 麓に下りると、ここも花盛り!!ホント美しい山里です。さて、我々は再び登山を開始、「密岩通り」という、岩櫃山の登山道では一番険しい道を登る。急登が続くが、鎖場などもあって楽しく登れ、険しいといっても1時間とかからずに登れるので非常にお手軽です。
 2021年12月に登った時は、人が多く行列になっていましたが、今回は花盛りの良い時期で、天気も良いのにもかかわらず、人がまばらで静かな登山が楽しめ、狭い山頂でゆっくりおにぎりを食べることができました。下山に使った沢通りも巨岩に囲まれた趣のある道で、巨岩を愛でながら降りれば平沢登山口はすぐそこでした。
 2021年もそうでしたが、まだホテルにチェックインするには時間が早いので、不動の滝と観音山に行くことにする。不動の滝は近づくと奥にもう一段あってなかなか見事!!
 観音山は岩窟が多く、そこかしこに石像が安置されていて、なかなかおどろおどろしい山です。何といっても白眉なのは「金堀窟」。ヘッデン必携のこの岩窟は、距離が長くどこまで続いているのか不安を感じるくらいで、中には多くの蝙蝠がぶら下がって眠っている。夜になると活動するのだろうか?といっても夜も昼も等しく暗黒の世界なのだが・・・・。ようやく出口が見えてきました。もし、出た場所が戦国の世だったら・
・・思わずそんな想像をしてしまうような岩窟でした。観音山は、2021年に通行止めだった岩窟周遊ルートが通れるようになっていて、そちらを辿ることにする。「秘密の窟」などいくつかの岩窟を見学しながら登れるが、ルートは不鮮明で、実は、通行止めが解除されたわけではなく、「通行止め」を示す道標が壊れただけなのかもしれない。どちらにしても、観音山は1周1時間ほどですが、なかなかワイルドな登山道(ほったら
かしの登山道)です。

 さて、一周していい時間になったので「コニファいわびつ」というリゾートホテルへチェックイン。良い温泉とそこそこの料理ですが、旅行支援で一人¥3,000引き、さらに、クーポンが一人¥1,000、そしておまけに、公式ページから申し込んだら食事時に飲む酒が全て半額!!ヘロヘロになるまで飲んだにもかかわらず、驚くほどリーズナブルに済ますことができました。

■コースタイム

平沢登山口(9:30)~(9:40)岩櫃城跡(10:05)~(10:50)清瀧院跡(11:20)~(1
1:30)山里~(12:20)岩櫃山(12:45)~(13:30)平沢登山口

4/2

 朝食は宿でしっかりバイキングを楽しみ、おなかを満腹にして嵩山に向かう。行動食は「政右衛門」が2枚だけでいわゆる食いだめ作戦です。嵩山もアトラクション豊富な楽しい山です。
 ここで提案したいのは、山中に散らばる石像33体全てを探し出す「石像お探しスタンプラリー」を開催したらきっと盛り上がると思います。全部見つけようとすれば、かなりの距離を歩かなければなりません。寄り道もあるし、そのたびに上ったり下りたりを繰り返しいい運動になります。大勢でやればきっと盛り上がるでしょう。
 さらに、この山全体が城跡で悲しい伝説もあるので、古に思いを馳せながら歩けば、きっと興味深い山歩きが楽しめるでしょう。さらに、「胎内くぐり」とか弥勒穴などのアトラクションも楽しく、山頂付近は鎖場もあって変化に富んでいて、天狗平のトイレのそばにはカタクリの群落もある・・・。ということで魅力満載です。

 ところで今回、嵩山の山頂から景色を楽しんでいるときに麓に一か所、ピンクに染まった場所があり、カミさんが「ぜひ、あそこへ行きたい!!」と言い出したので、方向だけ確認しておいて、下山してから道の駅で色々調べることにする。すると、どうやら「中之条ガーデンズ」という場所らしいことが分かったので、早速ゴー!!

 ここはホント素晴らしかった!!桃の濃いピンクと桜の淡いピンク、鮮やかな黄色のレンギョウ、純白のユキヤナギ、さらにミズバショウやあんな花、こんな花が咲き乱れ、まるで福島の花見山みたい!!それでいて、まだ知っている人が少ないのか、人も少なく自由度も高い!!この時期に、岩櫃山と嵩山と山里とココ、中之条ガーデンズ、セットで訪れれば、山好き・歴史好き・花好き全てが楽しめるスポットとしてお薦めです
。なんて、まるで吾妻町の観光協会の営業マン見たいですけど、ホント、ここお薦めですよ!!

■コースタイム

道の駅霊山嵩山(9:00)~(9:40)不動岩(9:50)~(10:35)烏帽子岩(10:40)~(10:45)五郎岩(10:50)~(11:00)大天狗(嵩山)(11:15)~(12:15)道の駅霊山嵩山 (あちこち寄り道あり)

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