会津 簗部山・西大嶺 山スキー

◆日程:2023/1/28-29
◆形態:山スキー
◆人数:

1/27 7名+1名(T野、A原、D山、T村M、T村K、T山、I崎 +1)
1/28 8名+1名(T野、A原、D山、T村M、T村K、T山、I崎、A岡 +1)

◆ルート:
1/28 磐梯高原 曾原~塗部山~曾原~適所泊
1/29 ゴンドラトップ~ゲレンデトップ~西大嶺~デコ平ゲレンデ

(報告:T野)

簗部山
 簗部山は磐梯高原の小野川湖と檜原湖の間にひっそりと佇む、夏道もない里山です。マイナーな山ですが行ったことないし、ブナの山だし、少ない記録を見ると、スキーも楽しめそう!!「10年に一度あるかないかの大寒波!!」の最中、あまり高い山や、樹林のない山は避けたいところだし、こういう機会だからこそ里山が楽しそう!!ということで行ってきました。

 磐梯高原の曾原集落近くの神社入口付近の空き家のスペースに車を置かせてもらう。(路肩駐車は降雪時は厳禁)

 除雪されていない林道をしばらく辿り、簗部山南尾根が降りてくるあたりで、沢を危ういスノーブリッジで渡り取付く。尾根に上がるまでは杉やブッシュの密林で登りにくい。尾根に上がればブッシュは少なくなる。ただ、今日の条件は、西側はカリカリ、東側は雪庇で、尾根の上は雪がうねっていて相変わらず歩きにくい。滑っても快適ではなさそうだ。それでも、下部は東側の雪庇の下にルートを求めることで順調に登って行ける。ただ、上部は東側の地形が厳しく、西側のカリカリや尾根のウネウネをダマシダマシ登るしかない。それでも所詮は里山、約2時間40分で簗部山に初登頂!!道標も何もない山頂だがやはり初登頂は嬉しい。

 さあ、帰りはどうしよう?登ってきた尾根は滑っても楽しくなさそうだ。ただ、東側の斜面は良い雪が溜まっている。地図を読みだした答えは、登ってきた尾根の東側にある尾根。最初は東に向かい途中で南向きになる尾根をチョイス。これが大当たり!!

 標高差約400m、雪質も傾斜も最高!!雄たけびを上げながら幸福感に浸る。沢床まで滑り、トラバース気味に約200m登り返して1170m付近で登りの尾根に復帰。ここからは薮っぽく、雪質もパックされて滑りにくい尾根を我慢の滑り。尾根の末端は杉と藪の斜面を避けてほぼ尾根通しに降りる。最後のスノーブリッジで?山さんが落ちてヒヤッとさせられたが、水のないところに優しく着地したので大事に至らずホッとする。最後の林道は全くスキーが滑らず疲れたが、いい雪も滑れて、お初の山も踏めて良い1日だった・・・と思っていたら、I崎さん、「車のキーを紛失した」という。「どうせどっかにあるでしょう。」とお気軽に考えていたがいくら探してもないのでマジモードになる。車に入れず、JAFを待つこと約2時間。体は冷え切り、低体温症一歩手前。これが一番きつかった。ただ、その間にA原さんが、近くの宿を格安で交渉してくれて、今夜のねぐらが見つかったのは良かった!!泊った宿はとても親切、低料金で気持ち良く泊まることができた!!

■コースタイム

神社入口の駐車スペース(7:56)~(10:35)簗部山(11:10)~(11:38)980m沢床(
11:45)~(12:45)1168m尾根復帰(13:00)~(14:02)神社入口の駐車スペース

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西大嶺南西尾根

 昨日、JAFには来てもらったが、車のカギを空けてもらっただけで、キーがあるわけではないのでⅠ崎車は簗部山登山口に置きっぱなしである。奥さんにキーを宅急便で送ってもらうので、予定の二岐山はNG。この近辺にある西大嶺南西尾根に行くことにする。グランデコスキー場のゴンドラに乗り、リフトが動き出すのが遅いので、ゴンドラトップから歩き出す。約30分でスキー場トップ、まだリフトは動いていない。この上はトレースがなくラッセル。しかし雪が軽いので、そんなに辛くはない。人気ルートで週末にもかかわらず他にパーティーはおらず、自分達だけでラッセルするのもこの程度の深さなら気持良い。山頂直下はモンスター地帯で風もそれなりに強いが、耐えられないほどではない。
 10:50、西大嶺山頂着。今回、8回目の訪問だが今日の南西尾根は、過去最高の雪質!!傾斜は緩いがスキーが走って気持ちが良い!!あまりに気持ちが良くて、A岡さん、気付くと周りにトレースがなく、メンバーとはぐれたことに気づく。我々も、笛を吹いたり、大声で叫んでも全く反応がなく、さすがに心配になり、全員でビーコンを受信モードにして探す始末。しかし、離れすぎているのか確実な反応がない。結局、解決してくれたのが携帯電話!!繋がって良かった!!とりあえず無事は確認できたのでホッと一安心。居る場所に待機してもらい、このパートを滑っていた時の状況から場所の当たりをつけて探すとK田さんがトレースを発見!!後を追うとA岡さん発見!!ゆうに200m位は離れていたのでビーコンでは無理なのは納得。近くで吹くとうるさいくらいのホイッスルも、せいぜい50m位しか聞こえないこともわかり、人の大声の方が遠くまで聞こえるというのも新たな発見だった。その後はただただ快適!!適度な疎林を気持ちよく滑降!!傾斜が緩くなる辺りで、昨日のと思われるトレースを発見。トレースに従いスキー場に向けて左へ滑って行き、沢を渡るとゲレンデが見えてきた。

 このルートは降雪直後の低温狙いで行けば、傾斜も緩いので初級者にもお奨め!!皆、満足そうで良かった良かった。「災い転じて福となす。」「二岐山より良かったかもね!!」
ということで、ゲレンデ近くのセブンに行くとⅠ崎家から宅急便でキーが届いていた。これで一安心と「裏磐梯温泉センター」へ行き汗を流すと再びⅠ崎さん…「アレー車のキーがない・・・」「オイオイ大丈夫かい」再びメンバーで宝探しするとK田さん、靴のロッカーの上でキー見っけ!!A岡さんといい、キーといいK田さん大活躍!!さらにさらに・・・喜多方ラーメンで打上げて、T村車とⅠ崎車で佐野SAへ。ここでもⅠ崎さん「アレー車のキーがない・・・」「2度あることは3度あるってか・・・?いい加減にしてくれよ!!」これも無事バックの中から出てきたが、一番落ち込んでいるのはもちろんⅠ崎さん本人だった。来週はなんか対策考えてねⅠ崎さん!!以上、探し物に明け暮れた今回のツアーでした!!

■コースタイム
ゴンドラトップ(9:05)~(9:30)ゲレンデトップ~(10:50)西大嶺(11:15)~(12:40)デコ平ゲレンデ

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