◆日程:2022/7/10(日)
◆形態:沢登り
◆人数:3名 K林、H口、A岡(お試し)
◆ルート:落合橋手前ゲート~入渓~三国峠~軍茶利山~ゲート
報告:K林
落合橋手前ゲート(09:00)~入渓(09:45)~三国峠(13:05)~軍茶利山(13:45)~ゲート(14:55)
前回 坊主谷で転倒して膝を打撲したのが後を引き、1ヵ月ぶりの沢。
軍刀利沢は奥多摩では人気が有りメジャーな沢のようだが私は今回初めてでH口さんは3回目。A岡さんはマスキ嵐沢に続いて人生2回目の沢。
8時15分に武蔵五日市駅でA岡さんをピックアップし、落合橋手前のゲート前に車を停める。支度をして林道を30分程歩いて入渓。軍刀利沢エキスパートのH口さん先頭で、薄曇りの中遡行開始。
釜を持つ滝をザブザブ水に浸かりながら幾つか超えると、ちょっと難しいというチョックストーンの滝。H口さんは少し試行錯誤の後体を横にしてチムニーを抜けるような体勢で突破。右奥に足を置いて少し遠い奥の岩を左手で掴んだら簡単に突破できた。すぐに2段15mの大滝。じっくりオブザベーションして登れそうに思えたが、灌木や残置支点が無いので途中でハーケンを打たないとリスクが高い。今回は定石通り右壁を残置ロープに沿って巻いた。次回は絶対登りたい。
しばらく次々に現れる小滝を気持ちよく超えていく。途中 少し急な斜面を利用して懸垂下降の練習と、立ち木でセルフビレイや半マストの結び方の練習をした。
太い切株が引っかかったチョックストーンならぬチョックウッドの滝を超えてしばらくすると普通は巻くらしい10mの滝。途中1か所残置ハーケンで支点が取れるので、ロープを出して確保してもらって登る。支点の上はホールドが少なく直登は厳しそうに見えたが左側のラインに細かいホールドとスタンスを見つけ、これらを使いながら慎重に登って突破。ちょっと充実した滝の登攀だった。
H口さんとA岡さんは定石通り巻いた。
滝らしい滝はこれで終わりで、あとは幾つかの分岐を確認しながら詰めると割と楽に稜線(三国峠)に出た。熊倉山方面に進み、三国山、軍刀利神社の鳥居を過ぎて軍茶利山(970m)の標識から登山道を外れて北側の尾根に入る。かなりしっかりした踏み跡をたどり、分岐で間違えないように下ると矢沢の落合橋のすぐ手前に出た。
川を渡り、林道に戻ってフィニッシュ。遡行の途中から日が出て、尾根の下りはかなり暑かった。
帰りに瀬音の湯で汗を流し(ここは ナトリウム系の肌がツルツルするお湯で とても気持ちが良い)、武蔵五日市駅でA岡さんを降ろして帰宅した。
登れる滝が多く、アプローチも下山も楽で楽しい沢でした。
A岡さんはこの後 めでたく入会決定。