◆日程:2022/5/28‐29
◆形態:訓練+沢登り
◆人数:3名(N山、S口、H本)
◆ルート:
5/28 セルフレスキュー訓練
5/29 松姫峠―曲り尾根―狩場沢橋―二俣―奥の二俣―登山道―松姫峠

(報告:N山)
5/28 セルフレスキュー訓練
 キャンプ場にてバンガロー内、立ち木、斜面を利用して実施。
 メニューは下記。
 【AM】
 ・セルフレスキューの意味、流れを確認
 ・三角巾使用方法
 ・手首や足首を痛めた場合の処置
 ・搬送法、方法及びその用途、運搬できる距離などを体感
 ・ケガの予防方法の知識を共有
 【PM】
 ・ロープ結合方法について確認(結び目コーナー通過の実験忘れた・・・)
 ・バックアップ付きの懸垂をロープ太さとフリクションヒッチを変えて実施
 ・自己脱出(懸垂→宙づり→自己脱出)
 ・引き上げシステム(1/2、1/3、ATC、フリクションヒッチ各組合せ)
 ・フォローのトラブル対処(抜重―対策)手順確認

 【所感】 

 今回の応急処置訓練もロープワークにしても決して十分ではありませんが、実際に起きたアクシデントやインシデント事項を意識してやることは意義があることだと思います。その意味からもヒヤリハットの報告はとても重要で、それについて万全な対策が出せないまでも、どのようにすればよかったか、どのような練習をしておくべきか話あうことは事故対策の一歩目だと考えます。

 ロープワークについて、このような機会はもちろん必要ですが、普段から扱いなれておく方がよいです。屋内壁を(毎週)登るのと、沢で滝を(毎週)登るのは別物という話は良く聞きますが、ロープになれるという点では共通で、扱い続けることで「ロープワークの理屈」もイメージしやすくなります。

 懸垂の2本ロープの連結方法は、実際に角を通す実験をやってみると オーバーハンドベンドが推奨されている理由が納得できます。簡単な実験ですので、家で実際にやってみると面白いです。

 普段からバックアップ付きの懸垂をやっていませんでしたが、今回試してみたことで有効性は確認できました。N山個人的には、懸垂の一番手でかつ、相当条件が悪そうなときのみ使用する というのが今のところの結論です。いまの私の沢登りではたぶん30回に一回ない位。10ⅿ程度の見通しが良い懸垂では、時間の無駄になりますし、開始点終了点にいる時間が長くなってしまうリスクの方が大きいと考えます。とはいえ、二つの方法を併用するというのはエラーに繋がりやすいので、併用というよりは特別なときに、先手をうってフリクションヒッチを取り付けておくという位置づけです。

5/29 カリバ沢遡行
 当初は下降の訓練を想定してカリバ沢を下り、山口沢を遡行する予定であったが・・・諸々の理由でカリバ沢遡行吞み、ではなく のみ とした。
 松姫峠を起点としたが、曲がり尾根―カリバ沢であれば、白糸の滝駐車場からの方が所要時間が短い。曲がり尾根の下降は傾斜があり、フェルトだとちょっと辛い。忠実に尾根をたどると、最後に林道の約20ⅿ近いの法面の上に出るが、カリバ沢側に少し降りれば8mの懸垂で堰堤工事用の道路の上に降り立つことができる。
 沢自体は入渓直後の小連爆以降から奥の二俣までは単調。もともとはナメであったと思われるが、崩れて埋まっている。奥の二俣で左沢に入ってみるかと相談していたが、明らかに右沢の方が快適そう。ここからがワサビ田跡までが、この沢のハイライト。傾斜がある滝が連続するが、順層で浮石さえよく確認すれば快適に登れる。1180あたりで水が枯れ、右岸の尾根に取り付く。牛の寝通りの尾根の手前に仕事道があり、しばらく東に進むが、登り易そうなところから尾根にでて遡行完了。ここから松姫峠までは1.5時間のアルバイト。雰囲気が良く、歩き易い道ということでは苦ではないが、気温が初夏並みに高く、体も慣れていないのでN山は多少熱中症気味になった。下山して小菅の湯に入ったあとにて地域貢献のために食事しようとしたが、ラストオーダーが 16:30! でかなわず。 コンビニで小腹を満たし高尾山口で解散した。

松姫峠7:21―曲り尾根下降開始9:20―狩場沢橋10:30―二俣11:20―奥の二俣12:15―登山道13:35:―松姫峠15:10

腕、手首の骨折を想定

患部(腕)固定

足首捻挫を想定(工事用の養生テープを利用)

斜面を利用した懸垂実験

宙づりからの自己脱出

フォローのトラブルの対処方法確認

カリバ沢
ツメ付近の最後の連爆