◆日程:2021/11/27-28
◆形態:無雪期登山(縦走)
◆人数 1名(H多)
◆ルート:
27日(土)小河内神社BS10:00~イヨ山~ヌカザス山~三頭山~ムシカリ峠13:30
28日(日)ムシカリ峠4:00~槙寄山~生藤山~陣馬山~景信山~高尾山15:30
報告:H多
11/27(土)ヌカザス尾根経由三頭山へ
ヌカザス尾根は噂に違わぬ急登な上に分厚い枯葉の絨毯でスリッピー、その上寒くて心がポキっと折れそうでした。
奥多摩駅からのバスは増発便が出るほどの人出。
小河内神社バス停から出発するときからホコリ?と思うくらいの雪が舞っていました。
標高を上げていくと雲取山のほうはそこだけ腹黒そうな雪雲が鎮座して雪が降っているのが一目瞭然。
あのあたりを歩いている人は大変だろうなと他人事のように思っていたらこの雪雲がどんどん迫ってきて吹雪・・・・あーもう冬なんだと身に染みて感じた瞬間でした。
少し向こうの空は青空だったのでしばらくすれば晴れると信じて足を進めましたが秋から冬への季節の変わり目の山は気を付けないといけませんね。
三頭山の山頂からは富士山がきれいに見えました。
11/28(日)ムシカリ峠から笹尾根経由高尾山まで
今回の山行はこの日が核心。
低山とはいえ30キロ以上歩くので朝4時過ぎには出発。
雲一つなく満点の星で幸先よい感じ。
5時過ぎたくらいから空が燃えるように赤く赤く染まり、山肌もモルゲンロートで燃えわくわくしながら歩けました。東京でもこんな朝焼けが見られるんだと感動。
植生がどんどん変わっていくのも面白かった。
落葉樹のエリア、広葉樹のエリア、笹の多いエリア・・同じ奥多摩でも全然違うもんです。
藤野町十五名山(というのがあることも初めて知りました)の茅丸からの景色はなかなか素晴らしく、富士山、南アルプス、丹沢が良く見えました。
和田峠を越えて陣馬山からはそれまでの山道とは違い道幅も広く歩きやすくとどちらかというと山というより丘という感じ。
高尾山に至っては人だらけの上、コートに革靴なんて普通に街で見かける服装の
人も多くそれこそここは街の公園かと思うくらいでした。
奥多摩はもう晩秋という感じでしたが、高尾あたりのもみじの紅葉はちょうど見
ごろで秋を楽しむことができました。
ちなみに笹尾根とは多摩川水系と相模川水系の分水嶺でその範囲は、狭義では槇
寄山から浅間峠までを言い、広義では三頭山から高尾山までとのこと。