◆日程：2019/4/20-21
◆形態：山スキー
◆人数：5名
報告：T野
月山報告
メンバー：T野・H口・Ａ原・Ｎ口・Ｙ科
4/20
ルート： 月山スキー場～姥ヶ岳～柴灯森～北品倉尾根～湯殿山スキー場
報告
前夜は寒河江ＳＡで仮眠。月山スキー場まで車2台で行き、Ｔ野車を湯殿山スキー場にデポしに行く。（往復約60㎞・1時間半）
9：00リフトトップを出発。姥ヶ岳に登り東面を標高差100ｍほど滑降を楽しみ、柴灯森に登り返す。ここからはほぼ、下り一方の滑降主体のルートだ。初っ端、1619ｍ峰までは両側切れ落ちたダイナミックな痩せ尾根の滑降で高度感満点！！ここはアイスバーンの時は慎重な行動が求められるところだ。1619ｍ峰からは幅も広がり快適な尾根を滑降。1479ｍ峰から標高差200ｍがこのルートで最大の見せ場！！申し分ない大斜面で雪質も快適ザラメ、最高に気持ち良かった。シールでほんのひと登りで今度は快適な疎林を滑降、二俣の上で濁沢を対岸に渡りあとは夏道沿いにゆるゆると滑れば湯殿山スキー場のトップ。最後は営業を終えたスキー場を滑って終了。スキーで串刺し状態で無理やり5名Ｔ野車に乗って月山スキー場でＨ口車を回収。西川町の名店、出羽屋で名物月山そばを堪能し、道の駅にしかわで温泉で時間を潰してテント泊。
初めてのルートだったが、滑降が楽しめるロングルートでまだまだ月山には素晴らしいところがあることを実感した。車2台ないと実現が難しいのが難点だが一押しのルートです。
コースタイム
リフトトップ（9：00）～（10：10）姥ヶ岳（10：27）～東面滑降～（11：00）柴灯森（11：25）～（13：45）湯殿山スキー場
4/21
ルート： 月山スキー場～月山～北月山荘
報告
昨日のうちに北月山荘にＴ野車をデポしに行く。（往復約150㎞・約3時間）朝、Ｈ口車で予約していた月山観光タクシーに行き、Ｈ口車をデポさせてもらい、ジャンボタクシーで月山スキー場へ（\13,200）朝一番のリフトで登り8：10出発。今年は雪が多く、この時期、何回かここを訪れたが初めて板を脱がずに山頂まで登れた。10：55月山山頂、今日は鳥海山がくっきりと近くに見える。さて、シールをここで外せばはるか遠くの北月山荘までシールを付けることなくスキーの機動力が存分に楽しめるルートだ。鳥海山に向かってガンガン滑る。前回来たときはホワイトアウトで計器走行だったが今日は視界はバッチリ、何の不安もない。この尾根の東面はどこを見ても快適なスロープで思わず滑り込みたくなる。反対側の西面は切り立っていて対照的だ。後でよく地図を見ると佛生池小屋付近から北東面の大斜面を1400ｍ付近まで滑りこめば50ｍ程度のわずかな登り返しで弥陀ヶ原に戻れることが分かった。次回は是非このルートを行ってみたい。登り返しなしで山頂から弥陀ヶ原まではわずか45分、あっという間だ。さて、ここからがルーファイの核心部の始まりだ。まずは1206ｍ地点まで車道沿いに滑降、もちろん車道は雪に埋まっていてどこにあるかわからないが・・・。1206ｍで車道を離れ北に向かう尾根に乗る。1111ｍ峰手前まで快適滑降。1111ｍは西側を巻く。高度をできるだけ落とさずに巻いて行くと1050ｍ付近で尾根に復帰、再び快適滑降！！983ｍ峰は東側を巻いて再び快適滑降！！いい斜面が断続的に現れて飽きさせない。689ｍの三角峰は尾根どうしに降りれず東側を滑り、尾根を跨いで北月山キャンプ場に滑り込む。ここも快適。北月山キャンプ場からわずかに登り返しがあるがシールは不要。最後はゲレンデのような斜面を滑って北月山荘に滑り込んだ。北月山ルートは雪解けが早く賞味期限が非常に短いルートだが今年は3～4月にまとまった雪が降り雪が多く快適に北月山荘まで滑り込むことができた。景観も素晴らしく滑降も楽しめるのでぜひまた再訪したいルートですが、車の回収がネック。タクシーを利用すると北月山荘～庄内あさひが約￥22,200、さらに高速バス料金がかかり行きのタクシー…などと考えると結構お財布に重い。という事では今回5名で車2台というのが幸いして全てが上手くいった山行だった。ただ、結果的に車の走行距離が1100ｋｍにも達し、こんだけ走れるのなら鳥海山1泊2日も怖くない！！そんな気持ちになった。来年はこの時期に中島台～鳥海山を計画しようっと。
コースタイム
リフトトップ（8：10）～（10：25）頂上小屋（10：54）～（10：55）月山（11：14）～（12：00）弥陀ヶ原～（13：45）北月山荘
