◆日程:2024/9/5-6
◆形態:ハイキング
◆人数:2名 (M上 +1)
◆ルート:
5日:広河原―白根御池小屋(泊)
6日:小屋-草滑り-小太郎尾根-小太郎山-往路を戻る-広河原
(報告:M上)
南アルプスの小太郎山と言ってもなじみが無い、聞いたことも無いと言う方が多いと思いますが北岳から北に伸びる尾根の末端の2725mの小さなピークです。どこかに登りにと思っていましたら友人の誘いもあってあまり上る機会のない初めての小太郎山に行くことになりました。
5日:朝一番のあずさに乗って甲府駅に。少し待ってバスで広河原に向かいました。到着して見回すと以前とあまり変わらない風景ですがバス乗り場のそばに新しい建物が。
今回は途中の白根御池小屋に泊まることにしたので荷物は軽く3時間ほど登ると御池小屋に到着。久々の山小屋泊で受付を済ませ外のテーブルに座ってまずはビール。建物も改築されて小屋の前の広場は人もまだ少なくしばし都会の暑さを忘れさせてくれました。明日は登って下るだけなので持ってきたアルコールもほとんど飲んでしまった頃夕食の知らせが。夕食は味付けも良く高齢者の2人には多すぎるくらいでした。
6日:部屋は平日なのか高齢者5人でしたがそれぞれ間仕切りがあるのでお互い気にはならなかったのですが夜中の3時くらいにスマホの呼び出し音が。消し方が分からないのかしばらく鳴っていてゴソゴソし始めたのでこちらも目が覚めてしまいました。高齢者ってこうなんだよなーと思いながらしばらく布団の中にいましたが我々も4時起きの5時出発としていましたので談話室に移動してコーヒーを入れて朝食を食べ4:50に出発しました。東側の空は赤く染まっていました。
北岳のメインコースの草スベリを登のは久々で急こう配が続きますが気温は高くなく3時間余りで北岳に行く道と小太郎の道の分岐に到着しました。
そこから小太郎山は近くに見えるのですがコースタイムは1時間半となっています。たしかに歩き出すと以外と岩とハエマツの小さな上り下りが続き思っていたようなのんびりした気持ちの良い稜線歩きにはなりませんでした。
出会った登山者も単独さんの3人だけ。本日も沢山の人が北岳に登るのに冷遇されています。でも眺めは最高で振り返って南を向くと北岳と富士山が。北岳の右には中央アルプス。正面北側には左から千丈岳その右端奥には北アルプス。正面の甲斐駒ヶ岳の右後ろは八ヶ岳。目的の小太郎山は見えるのですがその先にある甲斐駒ケ岳の白いピークに埋もれてしまい小さなでっぱりにしか見えませんでした。
山頂に着いてしばらく休憩。まだ午前中の時間ですが今日は広河原発4時過ぎの最終バスに乗るつもりでしたから重い腰を上げました。北岳分岐まで来た時と同じ1時間半、それから草スベリを下りますが続々と人が登ってくるので何度も足が止まりますが2人とも高齢者ですから足安めにちょうど良いのでしょう。御池小屋についてランチタイム。小屋で鹿肉カレーと思っていたら本日はランチ無しですよ、とベンチの隣に座っていた若い女性から言われます。新潟三条の方から一人できたそうで明日北岳に登るそう。しばし新潟の山の話が弾みました。
広河原に午後3時過ぎの到着。来たとき見つけた建物に行くと南アルプス市が作った宿泊施設で1階はレストランになっていました。冷たい生ビールを頼んでバスを待ちます。何か味気なさを感じていた広河原ですが下山して生ビールが飲めるのはありがたい。バス待ちの時間も気になりませんでした。