◆日程: 2024/7/20-21
◆形態: 沢登り
◆人数: 3名 (N山、S口、H多)
◆ルート:
7/20 阿寺渓谷散策
7/21 柿其渓谷駐車場-入渓-霧ヶ滝(途中脱渓)-林道-入渓点
(報告:N山)
7/20
初日は御嶽鈴ヶ沢に。前夜発で道の駅「日義木曽駒高原」で仮眠した。朝起きた際には晴れ間が見えたものの、鈴ヶ沢の取り付きの橋まで来たらとんでもない雨が降り出した。昼前に回復するようではあるが、雨雲レーダーではもう一つ強力な雨雲が近づいてきている。道の駅「三岳」で雨宿りして、沢は諦めて阿寺渓谷の散策に切り替えた。倒木帯を避ける方法などグーグルの上空写真で研究していたこともあり、鈴ヶ沢なんとか入りたかったのだが・・・。
道の駅「木曽福島」で阿寺渓谷で食べようと、小玉で甘く、種も食べれてしまうというスイカを\980で買った。ヘルメットに収めるとちょうど良くおさまり割れ防止できる。(帰りもおみやげとして持ち帰った。)さらに南下して阿寺渓谷の入口へ。御嶽から離れるとすっかり天気は回復してきた。阿寺渓谷はキャンプ場利用者以外は車乗り入れ禁止で、シャトルバスが30分おきに出ている。敬老会のお年寄りと一緒のバスになり補助席を出して渓谷の奥まで。天気はすっかり回復していたので散策路を適当に歩いて阿寺ブルーが美しい淵の傍で昼寝タイム。淵に飛び込みたい衝動にも駆られるが、なんだか青すぎて変な恐怖を覚えた。阿寺渓谷は沢登りの対象になっていないが、キャニオニングで上流からすべての淵を泳ぎ下るなんてなんて面白そうだ。今度企画してみよう。
今日は、渓谷沿いを散策して阿寺ブルーを楽しみながら駐車場まで歩き、河原でお茶会をして、阿寺の湯に入って、キビオ峠 展望台に御嶽山を眺めに行き、道の駅「大桑」で夕食を食べて、木曽福島のイオンで酒・つまみを買い込み、道の駅「大桑」に戻って小(中くらいかな)宴のあと爆睡した。いびきうるせ~ とのお言葉をいただく。
バスクリン入りか 阿寺渓谷のあお
種食えるすいか ピノ・ガール 甘い!
意味不明 明るい農村ロケかな?
7/21
翌日は柿其川へ。19号を南下して柿其入口を右折。看板とグーグル先生に導かれて渓谷入口まで。
朝早いのに観光客と思われる人々が結構いる。ここから遊歩道を歩き、牛ヶ滝の滝の展望東屋からつづら折りの道をを上がる。途中ピンクテープがあるのでそこから踏み跡を歩いていけば牛ヶ滝の落ち口付近に出れる。以前来た時と違って、全体的に岩が茶色く滑っている。そして水が多めのようだ。
水面に降りて遡行開始。いきなり肩まで水に浸かる。結構流れが強いところがあったりして、スタート地点から見えるところですでに一回ロープを出した。今日はなかなか厳しそうだ。それでもところどころの淵では「柿其グリーン」が美しい。
前回、ワイワイと越えた箇所も2回流されて越えられない。小さく巻いた。そのあと淵を2ピッチ泳いで滝を登ると10人パーティがルート工作をしていた。以前T野さんがフェルト底で来てしまったため苦労したところだ。体が冷えていたので日向で行動食を食べながら30分程待つ。流れが強く壁を登る地点まで到達する自信がなかったので、対岸から飛び込み気味に流心を超えようとしたが、水平のクラックをうまくホールドできずスタート地点まで戻される。二回目はホールドして壁の下に立ちこむ。ラバーなら難なく一段上がれる。ここから滝の落ち口を渡るのが前回のルートであるが、トップで行く奴は落ちたら引いてもらえばよいが、フォローで行く人は水流中吊りになる可能性があったので、さらに5m程上がるルートを選ぶ。ショルダー、ゴボウなど駆使して全員が登り、懸垂して泡立つ流れの中に降り立つ。次の関門は「スプーンカットされた岩に乗る」滝であるが、反転流に乗って岩に取り付き「スプーンカット」の上に全員で立つ。が、その上が滑っており、たわしで擦りまくって進んでいるとS口さんに呼び戻される。ここで足を滑らせると激しい流れに吸い込まれることになるので結局泳ぎ戻って巻くことにした。右岸のルンゼを上がるとルンゼの途中で台地に上がれるところがあり、その滝も含めて上流の通常は登らない滝も巻ける踏み跡がある。
これを越えてしまうと霧ヶ滝までは水量多めの癒し系。きれいな水と戯れながら進む。今日の霧ヶ滝は水量多く、相当水を被りながらのぼることになりそうで、ビビりが入り登るのをやめた。結局釜でゆっくり遊んで脱渓となった。箱淵を上から眺めてから林道を下った。林道ははじめ涼しかったが、やはり集落に降りてくると灼熱であった。沢を早めに切り上げたのだが、帰りの渋滞は道路の隆起による通行止めもあったりで、皆さん帰宅は午前様に近かったと思われる。やはり木曽は遠い。今回は、巻きが多かったり途中で脱渓してしまったりして、ちょっとザンネンな部分もあるが、明るく楽しい沢で暑い時期であれば何度でも来ても良いなぁ。
剥がされないようにジワジワと
スプーンカット(滝の右)の滝 レンゲにも見えます
駐車場7:25 – 入渓8:10 – 霧が滝12:30 – 林道13:25 – 駐車場14:30