◆日程:2022/7/9
◆形態:沢登り
◆人数:4名(N山、S口、N野、他一名)
◆ルート:
庚申山登山口駐車場- 笹美木橋‐ 2段23m滝- 1305m枝沢- 1470m付近- 登山道- 笹美木橋
(報告:N山)
沢の名前は笹見木沢なのに、取り付きの橋の名前は笹美木橋、地図では笹ミキ沢。なかなか評判良いし、庚申川に行ったときから名前だけは知っていたので、行ってみることにした。
前泊は、道を間違えて迷い込んだ足尾市市民会館の軒下をお借りする。夜は屋外のトイレが閉鎖されているので、翌朝一番で「通洞」という縁起よさそうな名前の駅のトイレを借りた。そこから登山口駐車場まで車で20分弱。上の駐車場にはほかに車3台位。出合の橋まで40分位林道を歩く。出合で装備を付けて遡行開始。遡行図では、最初のイベントとして、泳ぐか巻いて懸垂するか二択の2m滝があるはずで、遡行図を見た時から朝一から泳ぐべきか迷っていたが、どうやら埋まっており、体を引き上げるのがちょっとイヤらしい位の滝になっていた。
2段大滝は下の段を右岸から巻いて、上の段は滝の横の泥付きのバンドを上がった。難しくはないがスリップできないところが数か所あり緊張する。30mのロープが少々足りず、最後はスリングを連結し落ち口を完全に超えたところでロープをFIXする。薄手のハーケンでないとリスが細かくて入らない。
15m直滝は、巻きを小さくするように試みるが岩が脆く諦めた。右岸のルンゼをあがり途中で草付きに取り付いて尾根状まであがり、そこから落ち口を避けた斜め懸垂をして沢に降り立つ。直後の6m滝は一応ロープを出して右壁を登った。
核心を超えたとこで、沢が開けてときおり日が差すようになる。入渓していきないイベントが連続していたため、沢の水の美しさにここで気付いた。しばらくは癒しの沢をポクポクと歩く。足尾の沢は明るいし、森に下草が少ないのでスッキリしているところがよいなあ。天気よかったら飛び込みたい釜もいくつか。ゲストのKさんは側壁を果敢にボルダリングで攻めて、たまにポチャっていた。
最後の8mの滝は結構高くまで巻き上がり、灌木で支点がとれそうなところでS口さんリードでトラバースしてクリア。このあとは癒し系の滝をいくつか超える。
1370m付近のなかなか気持ちの良い笹原で作戦会議。この先イベントもないので、右岸の尾根を乗越して、ショートカットしようということになる。尾根まで緩やかな登りでスカイラインも見えており、10分程で尾根の上に立つ。下草が少なく快適そうなのでそのまま尾根を南東に下ろうかとも考えたが、笹の藪漕ぎになっても面倒なので、1440mのポコから真西に向かって下降を開始する。最初は尾根形をたどって下降したが、だんだん岩々してきたので、右側の沢を下降する。途中5mほどの滝を二度程懸垂したが、その後は順調に水ノ面沢沿い登山道の鏡岩付近に降り立つ。N野氏持参のノンアルビールで乾杯。登山口の一の鳥居をくぐって、駐車場まで取り留めのない話をしながら下山完了した。
庚申山登山口駐車場6:36- 笹美木橋7:17- 大滝上8:22- 1370m付近12:50- 右岸尾根乗越- 鏡岩13:56- 駐車場15:03
温泉 : 天然温泉 ゆらぶ桐生(下山駐車場から遠いがメシウマだった)