丹沢 藤嵐沢 沢登り

◆日程:2022年4月16日(土)
◆形態:沢登り
◆人数4名(N山、H本、S順、S口)
◆ルート:
 4/16 小田急新松田駅北口 8:15集合 
  新松田8:25 ―富士急湘南バス ー 9:27大滝橋  
  大滝橋 → 大滝沢 → 出合 → 権現山 → 藤嵐沢左岸尾根 → 大滝橋

(報告:N山)

 ここ最近の暖かさを考えると、すでに丹沢でヒル様がお目覚めなのでは と心配になるが、丹沢の近さは捨てがたい。というわけで、まだヒル様がいないとされている中川川流域を選択。ハイパーVソールのフリクションの具合を確認したいので、少しきわどいナメ滝がある藤嵐沢に行くことにした。メンバーは4名。車がベストであるが、やはりコロナ禍明け(明けてないけど)で宴会やりたいので、公共交通機関利用とした。

 前日からの雨は入渓点に着くころに上がっていたが、気温は低いまま。藤嵐沢を跨ぐ橋の上で入渓の準備を整え、不要な荷物をデポして遡行開始。右岸の道をしばらくは尾根沿いに歩くが、適当なところで沢沿いに下りる。堰堤が10個あるとのことで相当な距離かと思っていたが、踏み跡をたどると右岸からの支沢が入ってくるところまで来れてしまう。
 3段S字状15X30mは簡単なはずの一段目からヌメりが強く、足を置き易そうな部分をたわしで擦りながら一歩一歩上がっていった。上段までいってしまえば、左側にホールドが得られる。ロープをフィックスして後続を迎える。直後の、流芯付近が茶色く変色した5m滝は、左岸のカンテをS口リード。支点がとれずホールドはボロボロ、足はザレていて見た目よりかなりイヤらしい。
 このあと水がほぼ枯れて、涸れ棚の連爆帯になり快適に高度を稼ぐ。何回かお助けを出し合いながら進む。
 「丹沢の谷200」での「右トイ状、中央が壁状の20m滝」は。左の沢の方が沢型が深く、我々はそちらの滝を登りきってしまった。「丹沢の谷110ルート」ではこの壁状の岩を”大岩”と表しており、そのまま左を詰めあがっているようだ。最後は藪漕ぎになって権現山の西に突き上げている。我々は不安定なガレ場を少し登ってから右の尾根を越えて軌道修正した。 
 トイ状5x7m出現のあと、いくつか滝をこなすと不安定なガレ沢になったため、右からの沢に入り、一本尾根を越えて、権現山南東尾根(藤嵐沢左岸尾根)に上がって遡行終了となった。このころから快晴となり、付近の山々が淡い色で春モードになっていることに気付く。
 権現山南東尾根の下りは急傾斜で尾根型がはっきりせず、地図を確認しながら慎重に下る。845mをピークとする鞍部に乗れば、踏み跡は明確になりハイキングモードになる。大滝橋のバス停まで林道を歩き40分ほど待って、新松田行きのバスに乗った。新松田「宴楽」で反省会。味も値段も店員さんの感じもよく、16時前からおいしいお酒がのめた。

藤嵐沢出合の橋 10:07 – F1上 11:09 – 藤嵐沢南東尾根12:40 – 藤嵐沢出合の橋13:40 – 大滝橋バス停14:00

■ ハイパーVソールの靴について

ハイパーVソールは開発した日進ゴム株式会社のホームページには以下のように 紹介されています。
「労働災害の中で最も多い転倒事故を減らすために日進ゴム株式会社(1935年創業)が滑らない靴を追求し開発した世界最高峰の防滑ゴムです。」
今回購入したたびぐつ、値段は2千円弱。普段履きと同じ26cmのサイズを選択したのですが、ネオプレーンのソックスをはいても少し大きめな感じです。半サイズ小さいのを選べばよかったと思ってます。
 家の周りの試し履きでは、いつも滑るタイルの部分があるのですが、足を置くと、ゴムが柔らかいからか少し滑る感じがあってからキュっと止まる感じです。S字状のナメ滝は、シーズン初めでヌメリが強かったのですが、たわしで擦ればちゃんとききました。一部の評判ではモンベルのソールと同等との評価がありましたが、私の感覚では、単純にグリップに関してはキャラバンより良く、モンベルより悪いという印象でした。引き続き耐久性も含めて試してみたいと思います。

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