2017GW 八甲田山 山スキー(前半)

◆日程:2017/5/3-4
◆形態:山スキー
◆ルート: 八甲田ロープウェイ山頂駅~1200m地点~ 酸ヶ湯温泉(泊)~南八甲田 睡蓮沼~猿倉岳~乗鞍岳(1449m)~赤倉岳~蔦温泉(泊)~睡蓮沼~猿倉岳~乗鞍岳~(1449m)赤倉岳~林道終点(舗装道路)(泊)
2017年5月GW 八甲田山 山スキー 登山記録(前半)

記 T考

017年5月3日(水)―4日(木)

メンバー:リーダーS治さん、サブリーダーK原さん、T山さん、N口さん、T陽、T考、Aさん

前回(2012年)のGW八甲田山スキーは、天気に恵まれずにほとんど登れませんでした。しかし今回は、5月3-5日とも天気が良く、快適に登れました。以下は、3日(北八甲田、ロープウェイ―酸ヶ湯温泉)、4日(南八甲田、猿倉岳―乗鞍岳―赤倉岳)の記録です。

5月3日(水) 北八甲田 ロープウェイ山頂駅―(宮様コース)―酸ヶ湯温泉

前日は、弘前城の花見を楽しみ、Aさん宅で前夜祭。今日は午後から行動。足慣らしの北八甲田のロープウェイを使っての山行だ。弘前駅でN口さんと合流して、食材を買って、八甲田山へ向かう。
まずは酸ヶ湯温泉に車をデポして、八甲田ロープウェイ駅へ行く。天気は快晴。ロープウェイ山頂駅(1300m)に着いても暖かい。南には南八甲田の最高峰、櫛ヶ峰(1516m)、東には大岳(1584m)、井戸岳、赤倉岳が良く見える。酸ヶ湯温泉までは、中央ルートは雪が切れていて閉鎖されているので、宮様ルートで行くこととする。
少しエネルギーを補給してからスタート。最初、山頂駅北東の1326mから田茂やち岳の北側を快適に滑り降りる。そのあと東側をトラバースぎみに降りて、小休止する。雲一つない快晴の中、雪原でのランチは気分がいい。眠くなりそう。しばらく進むと、大岳環状ルートと合流する。木立の中を降りると、酸ヶ湯温泉がすぐ下に見える。酸ヶ湯温泉に降りる所は少し急斜面だけど、問題なく降りられた。初日の足慣らしとしては、なかなか良かったのでは。車を回収して、今日の宿、みちのく深沢温泉へ。
八甲田ロープウェイ山頂駅12:30  1200m地点13:30  酸ヶ湯温泉14:10

5月4日(木) 南八甲田 睡蓮沼―猿倉岳―乗鞍岳(1449m)―赤倉岳―蔦温泉

さあこの日が今回のメイン、南八甲田のスキーツアーだ。三クラ(猿倉岳、乗鞍岳、赤倉岳)を制覇するロングコース。
出発地は睡蓮沼(1000m)から。降り口の蔦温泉(500m)に車をデポする。睡蓮沼の道路沿い駐車スペース近くに、雪の切れ込みがありそこをよじ登り出発する。北には北八甲田の山々、高田大岳から大岳方面が良く見える。雲一つない快晴だ。今日も暑くなりそう。
南に猿倉岳を目指して、ひたすら上る。暑い中、時より涼しい風が吹いて心地よい。山頂に近づくと緩やかになり、乗鞍岳が見えてくる。そうこうすると猿倉岳(1353m)に到着する。南東に赤倉岳、南にこれから目指す乗鞍岳が大きく見える。矢櫃やちに降りる東側斜面は快適そうだ。しかし矢櫃沢が下のほうが切れてそうなのと、乗鞍岳を登り返すことを考えると、東側はやめて、南側斜面に降りることとする。
山頂から少し戻り、南側斜面降り口に立つ。今日の最初の滑りだ。ちょっとわくわくする。東側斜面のように広くはないが、木立の中快適に下る。みんなで1250mぐらいの地点まで慎重に降りる。ウグイスなどの鳥の声が聞こえて、のどかなところだ。
少し休んで、シールを付けて乗鞍岳を目指して登る。今日2度目の登りでちょっと傾斜がきつくなり疲れたころに、乗鞍岳(1449m)にたどり着く。今日の最高地点だ。南には十和田湖、戸来岳が、東には赤倉岳、北には高田大岳が良く見える。
さあこれからが乗鞍岳東側の広大な斜面だ。滑り始めると、亀裂があるのがわかりそこを避けてトラバース気味に滑る。そのあとは広い斜面を一気に1226m地点まであっという間に滑り降りる。そこからシールを付けて最後のピークの赤倉岳を目指す。だらだらと緩やかな樹林の斜面を進み、赤倉岳に到達する。山頂には雪山ハイキングツアーグループがいてにぎやかだった。その人たちにみんなの記念写真を撮ってもらう(K原さんが持っていた「銀座山の会」の水色の手ぬぐいを広げて)。東には1001mのピークとその先に蔦沼、蔦温泉方面が見える。ゆっくり休憩を取り、最後の下り、蔦温泉を目指す。
南東の尾根を滑り、広い斜面に飛び込む。皆快適に滑る。と思ったらT陽の大声が聞こえた。振り返ると、大木の穴にT陽が落ちていた。急いでS治さんと僕が駆け付けるが、けがはしていないようで安心する。曲がり損ねたようでそのまま大木に向かって穴に落ちた様子。スキーを履きなおして出発する。そのあとはダケカンバの疎林を滑り降り、ちょっと疲れたので休む。雪は少なくなっていて蔦温泉まで雪は続いてない感じだ。15時ごろもう滑るには厳しいので、板をかついで歩き始める。ところどころ雪が続いているところはスキーで下る人もいた。600m位で林道に出るとあとはこのまま林道沿いに進む。K原さんが一人先に車を取りにさっさと行ってしまった。いい加減に板を担いで降りるのが飽きたころに舗装道路にでた。そこにK原さんは蔦温泉のデポした車まで行って戻っていて、みんなを待っていてくれた。感謝感謝。すでに時間は17時で約10時間行動でした。
雪がなくなってからが長くて苦労しましたが、予定通り三クラ(猿倉岳、乗鞍岳、赤倉岳)を登り、滑り切り満足の充実した1日でした。皆さんありがとうございました。

睡蓮沼7:15 猿倉岳9:10 乗鞍岳11:30(1449m) 赤倉岳13:30

林道終点(舗装道路)17:00

 

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