◆日程:2025年6月22日
◆メンバー:2名(T野・S口)
◆形態:沢登り
◆ルート:
6/22 さわらびの湯~白谷沢入渓~白孔雀滝(脱渓)~登山道~さわらびの湯
(報告:T野)
また暑い夏がやってきた。こういう時にサクッと行けて安近短楽快の5拍子揃った沢が白谷沢だ。そんなこともあって、ここ数年毎年のように訪れている。この沢は登山道沿いにあり、楽に遡行しようと思えば、難しい滝は全て簡単に巻くことができる。でも、全ての滝を登るつもりなら、なかなか手応えがある。短い沢に6つの滝場があり、シャワーあり、ゴルジュあり、大滝ありで変化に富んでいて退屈なところがほとんどない。お試しにももってこいの沢だ。今回、グッチと二人で、リードの練習も兼ねてこの沢を訪れた。帰りにビールで乾杯したいのと、一般交通機関を利用した方が安いので、今回は車ではなく電車とバスを乗り継いでさわらびの湯まで行き8:50出発。入渓地点まで約20分はサンダルで歩く。
9:35入渓。できるだけ水線を歩く。滝もあえて水の中を登るが涼しくて気持ちがいい!!2つ目の滝場で先行パーティーが苦労している。近づいてみると「スミマセン、ロープを貸していただけませんか??」という。見ると大学生くらいの若者4名とおじさん1人。ヘルメットもハーネスもなく、靴も普通のスニーカー。「イヤイヤちょっとまずいんじゃない?」と思ったが、放っておくわけにもいかないので滝場の上までロープで確保してあげて登ってもらう。行動自体、決して誉められたものではないが、おじさん以外の4名は、礼儀正しくなかなかさわやかな若者であった。登山道へのエスケープ
ルートを教えてあげたらスタスタと登って行った。
藤懸の滝は下段4mと上段6mの2段の滝だが白谷沢の技術的な核心部である。特に下段は上からグッチにロープで確保してもらって何とか登れたが、支点もなく、自分で支点を構築する余裕もないのでリードで登るのはまだ無理だ。上段は1歩が微妙だったが、なんとかリードで登ることができた。ただ、ここも支点がないので結構度胸がいる。
この沢の主、白孔雀滝は左右の壁が両方登れる。グッチが右壁を少し苦労したが自力で完登!!左壁は右より易しいが、あえて途中でハーケンを打って僕がリードした。ハーケンが打てるリスを見つけるのもなかなか難しいので、こういう易しいルートで練習するのは意義があると思う。二人で1本ずつリードして満足したので、あとは登山道を下山。下山が短いのもここの魅力だ。さわらびの湯で汗を流し、飯能駅前の「餃子の満州」でしっかり飲んで食べていい気持で帰京した。
暑い夏にちょっと日帰りで涼みに行く沢としてはぜひお薦めしたい沢です。グッチ、付き合ってくれて有難う!!
■コースタイム
さわらびの湯(8:50)~(9:10)入渓点(9:35)~(11:45)白孔雀滝(12:40)~(
13:40)さわらびの湯



