奥秩父 丹波川本流 沢登り

◆日程:2024/9/7
◆形態:沢登り
◆人数:1名 (N山)
◆ルート:
 三条新橋→手取渕→丸山入道渕→終了点

(報告:N山)

 週末はホラの貝のゴルジュに行きたいと思っていたが、今年はまだ大常木の下降点で手を合わせてないことに気づき、同じお水系の丹波川本流に行くことにした。早朝、24時間スーパーでメシと花を買って、下道でメシを食いながら丹波川本流の終了点まで。車内に花束を入れておくと暑さでダメになりそうなので車の下に隠した。一人青梅街道を三条新橋まで歩く。入渓地点には車が5-6台ほど止まっていたが人気はない。日当たりのよい中州で新調したウェットスーツ、空気充填式のライジャケと簡易ハーネスを装着して遡行開始。最初の淵は左岸から右岸に飛び込み、釜のある滝は右岸を歩き、最後は流心をとび越える。坊主淵は左岸をなるべくへつり、流心を越えて右岸のホールド豊富な壁に飛びつく。以前来た時と変わらない動作であるが、やはり一人だと動作一つ一つが緊張する。

手取淵 流されたら30m位もみくちゃにされる


 手取淵は左岸沿いに泳いで、一休みのあと左岸をへつる。かなり奥まで水中に足場があるが、壁がかぶってくると同時に水中に足場がなくなる。ただしガバがあり、足も滑(ぬめ)っていないのですんなり抜けた。以前、終点の岩に不用意に足を置いてスリップして流されたが、その岩は水流で足が置けない状態になっている。「あれっ、水多いかな?」と思った。その上が今回の核心となった。前回と同様、左岸沿い剥がされないように進もうとするが、小滝の手前で押し戻されて進めない。先ほどの岩といい少し水の流れが変わったみたいだ。一度戻り一人作戦会議。結局、強い流れを二つ飛び越えて、右岸側の岩からなんとか上がった。ちょっとビビりがでて胴木滝は左岸FIXを使って巻いた。
 丸山入道渕は右岸をできるだけ巻いて飛び込んで左岸側のくぼみに入り込む作戦で行こうとしたが、右岸の壁は簡単に出口付近まで進めて、ちょっと流れを飛び越えるだけでパスできた。巻きがこんなに簡単だとは知らなかった。

丸山入道淵 狭い


 上部に国道の橋が見えるヒョングっている滝は、右岸の滑っているバンドをあがり最後は3m懸垂して降りた。
 しばらく歩くと一ノ瀬川が右から合流する。銚子滝は登らず一ノ瀬川に入り50m程進んだところの右岸を上がり旧道に上がった。荒れた旧道を上がって終了点に無事到着。結局、全体で飛びつき3回、飛びこみ2回、懸垂1回。
 さて着替えるために国道から少し死角をつくろうと車を動かした。「しまったっ!」遅かった。車の下に置いていた花束は見事に押し花状態になり、持ち上げると花びらはほとんど落ちて「茎(くき)束」になった。

車動かすんじゃなかった(しょぼん)


 終了点近くから車で一ノ瀬林道に入り、大常木の下降点まで10分弱。I夫妻にご挨拶かねて「茎束」で安全祈願。山行を締(し)めた。

 終了点(一之瀬高橋トンネル西側)駐車8:30-三条新橋9:00→手取渕9:30→丸山入道渕10:30→終了点11:25  

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