◆日程: 2024/8/4
◆形態: 沢登り
◆人数: 2名 (N山、S口)
◆ルート: 古里駅-寸庭橋-入渓-バットレスキャンプ場跡-Co460m-林道-鳩ノ巣駅
途中から単調になり、最後まで詰めませんでしたが、海沢や水根沢のように賑やかさはなく、静かに水と戯れることができるなかなか面白い沢でした。越沢バットレスに行ったことがある人なら、あのチンケな沢か… と考えてまず触手が伸びないでしょう。でも実はバットレス前からキャンプ場跡地まで面白いです。夏の暑い「半日」にオススメします。当初は大楢峠を越えて海沢下部をキャニオニングしようと思ってましたが、林道が通行止めとなっており、計画書も出しづらく大塚山に詰めあがるプランにしました。
ーーー
古里駅(こりえき)に8:00到着。暑すぎるからか秋、春に比べて奥多摩方面行きの電車はそれほど混んでいない。登山届ポストは駅待合室にある。無人駅なのにトイレがきれい。地元の方々が掃除してくれてるみたいだ。
駅から国道に出ると、いつも車で奥多摩入りした時に寄る吉野街道入口のセブンイレブンが目の前。こちらはトイレに行列ができている。行動食を仕入れ、そこから国道を奥多摩方面に600m歩いて、左の小道に入りさらに600mで寸庭橋(すんにわばし)。ここもきれいなトイレがある。有料駐車場(小丹波駐車場)は普通乗用車700円/日。橋を渡ると無料駐車場の案内も出ているが、混雑は如何ほどか。寸庭橋を渡ると右に降りる階段がある。河原に降りるつもりで階段をおりたところ、ずっと多摩川の右岸に道がついており、そのまま越沢に入れる。遊歩道が左岸に渡るところで入渓。いきなり釣り師と会う。足尾で釣り師待ちで1時間半待った記憶がよぎったが、とてもおおらかな感じの人で「この川、放流してないから殆ど魚いないんだ。あぁ、先に行っていいよ」とのこと。ありがたく先行させてもらう。この先、シャワー浴びながら登る滝や、ちょっとした釜がでてきて楽しみながら登れる。
3段スライダーの滝がでてきたので早速スライダーを試してみる。ざっぱ~ん 笑い止まらん(^^) しっかりおかわりして楽しんだ。他にも5m単位の滝がいくつか出てくる。
まだ営業してそうなガーデンキャンプ場を過ぎて、左から広沢を合わせると、越沢バットレス前。バットレスは相変わらず不気味な感じで、若いころFさんに連れてきてもらったときのことを思い出す。たしか剣岳岩登り合宿の練習だったかな。
さてバットレスキャンプ場跡手前のゴルジュ。渓が左に曲がったところで覗きこむと、えっ?となる。両側切り立った淵の奥に3m位の登れそうもない滝が鎮座している。が、よく見ると淵の左側にクラックが走っておりこれを使えば… 落ちてもドボンなので思い切ってトライできる。このあと連続する小滝を二つ越えると、キャンプ場側からロープが下がっており、ゴルジュ巻きルートと合流できる。
つぎの堰堤のような4m滝は、ちょっと細かく、滑りがある。たわしでこすりながら登る。直ぐ上が深い釜になっており、半身水に浸かりながらビレイ。この釜を3m泳いで0.5m滝を越えるとバットレスキャンプ場跡となる。この先も水と戯れることはできるが、ゴルジュの跡ではテンション上がらず、途中でピンクテープがあり左岸にあがる踏み跡があったので、体を充分に冷却して脱渓した。地図よりも林道が伸びており、難なく林道に上がれた。林道には途中越沢バットレスの展望台があったが、老朽化のためか立ち入り禁止となっていた。
鳩ノ巣駅で良いタイミングで電車がきて、毎度のこと河辺駅梅の湯にて風呂と打ち上げのあと酔っ払い状態で解散した。
古里駅前セブンイレブン8:15 – 遡行開始8:47 – バットレスキャンプ場10:55 – 12:10Co460ⅿ付近12:56 - 13:39林道14:01 – 14:40鳩ノ巣駅