西丹沢 東沢乗越、裸山丸 無雪期バリエーション 

(小川谷から東沢乗越、裸山丸、玄倉川) 

◆日程:2023/10/7
◆形態:無雪期バリエーション
◆人数:2名(M上、他1名)
◆ルート:

新松田駅(バス)-玄倉バス停-中ノ沢林道-仲ノ沢経路-小川谷-東沢-東沢乗越-裸山丸-裸山沢西側尾根-玄倉川-玄倉林道-玄倉バス停(バス)-新松田駅

7日から始まる連休を利用して北アルプスの計画を立てていましたが天候が悪く中止としました。7日の前日になって天候が良いので単独日帰りで丹沢のバリエーションに行くことにしました。会に計画書を提出したのですが昔からの山仲間と11月の計画についてメールでの話をしている中で翌日丹沢に行く話をすると同行したいとの話になりました。二人で行けば楽しいと了解しましたが直前で計画書変更を会いに出すのは気が引けてN村さんに同じ計画書を作ってもらい単独者2人の山行としました。

 新松田7時45分のバスで玄倉バス停に。スタートは9時13分でした。気持ちの良い天候の中、玄倉林道から中ノ沢林道を歩きますが休日でも人の気配のないマイナールートです。かなり道も荒れてきてその先に今日の入り口の仲ノ沢経路があります。古い晶文社の地図には破線で表記されていましたが今はありません。踏み跡程度ですが道はあり途中小川谷に流れ込む支流を何本か渡って小川谷の欅平に12時到着しました。

 休憩がてらお昼を食べ東沢に入ります。小川谷に比べるとかなり細くなりますが沢と言っても平水なら岩の上を歩くと山靴で登れます。美しい沢で小さな滝を2本ほど超えて登り詰めると13時25分東沢乗越に到着しました。

東沢には昔鉱山がありその時代の遺物が残っているので沢水はあまり飲まないようにと看板がありました。丹沢湖がない時代の話ですから丹沢といえどもかなり奥深い山の中でしたでしょうが昔はたくさん鉱山が有りいろいろな鉱物を採取していたようです。乗越からまず裸山丸に登ります。左右はかなり切れ落ちてこのあたり同角山稜は谷も深く丹沢の黒部なんて言われたりもする地域です。

 

 13時50分標識も何もない裸山丸に到着。以前ホリホリと来たときは南の尾根に下り玄倉ダムの近くに下るつもりでしたが上手くルートがつながらず急な土砂降りの雨のなか谷を渡って隣の尾根を下りましたが玄倉川が増水して渡れず、また一つ登り返して尾根を越えて中ノ沢林道に出て暗くなって下山した経験がありました。今回はその時の経験から南西に伸びる尾根を下ることにしました。高度750mくらいまでは急尾根を下れましたが沢が入り込み難しくなりました。我々はお互い20mロープを持っていましたので繋いで谷に下り尾根に登り返して下りましたがN村さんのGPSデータのおかげで比較的スムーズにルートを見つけることが出来て玄倉川に。それでも着いたのは16時50分でした。川の水量は少ないので簡単に渡れ玄倉林道に這い上がりました。バス停までまだ1時間以上かかりますので途中暗くなってしまいましたが18時13分玄倉バス停に着いて山行を終えました。

 このあたりの尾根は何度か登り下りはしているのですが登りは良くても下りはなかなか難しい。急峻で行き詰っても谷も急で隣の尾根に移るのも苦労しますが地図の中ではどう下っているかのイメージはあるものの今回はGPSのログを取りましたので帰って見てから調べるとどう下ったかが正確に分かりました。何度か上り下りしてやっとこの地域の地形が分かってきたようです。ちなみに裸山丸の東沢乗越側手前にあるピークから西にある女郎小屋ノ頭に登りそこからの玄倉川が登りも下りも比較的楽なようです。ただし急です。

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