北ア 五竜岳G0稜 雪バリ(他会山行)

◆日程: 2023/5/3-4
◆形態: 雪バリ
◆人数: 4名 (N野、他3名)
◆ルート
 5/3 テレキャビンー大遠見BC
 5/4 BC-G0稜-下山

 今回は黒稜企画にお誘い受けゲスト参加。当初は槍硫黄尾根であったが、寡雪・ヤブと後半の前線接近で一週前に転進決定。メール協議で一晩たったら五竜G稜になっていた。
 G稜、N野には結構曰く付きで。「八ヶ岳の次のステップ」と言われて2,3月連休に狙うこと記憶にある限り4回以上。いずれも敗退。連休に行くには遠見尾根のラッセルで疲れ果てBCを延ばせず。何より白岳沢をトラバースするアプローチが、雪崩れそうで見極めが難しい。「やるならGW」と考え直していうちすっかり忘れてた。今回の転進は、私にとってはラッキー棚ぼた。

タイムラインとGPSログは黒稜の下記ヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5458305.html
https:/www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5 458305.html;!!GCTRfqYYOYGmgK_z!-2pVlrnZWN0BVYcbyIOXBs-358VOV9inaW-uV3KXTc_yr sTZJfx6zFAAo9LSkGBNwvwbTSDxdWcchK7v8zr6$>

他画像と解説は同Facebookを参照ください
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5/3 テレキャビンー大遠見BC
 
 前日夜に神城駅にアプローチし、夜朝国道のコンビニで食べる。テレキャビンはクレジットカードも使えて楽。リフト一本乗り足して歩き出す。暑い・雨具は上下とも要らない。小遠見を上がると五竜の武田菱が見える・真っ黒。菱の右角がG0,左角がG2,一つピークを飛ばして左がG5。いずれもラインは明確だが、黒い。硫黄尾根から転じてはみたが、藪漕ぎは避けられないか。
 昼、大遠見平坦地の端まで進めてBCとして、先を観察する。どうにか雪はあるが、白岳沢・G稜取付きの傾斜加減が判断つかない・トレースもない。朝固いうちなら雪崩はなさそうだが、シュルンドも見える。G2となるとアプローチが皆目読めない。「行かなきゃわからないね」とG0に合意して外宴会開始。広く・明るく・暑く、とにかくビールが旨い。シャーベット雪がそこら中にあるので濃い酒もフローズンXXで呑み放題。酔
いつぶれて一寝入りして目覚めてもまだ陽が高い。これだからGWのBCはやめられない。大いに食べて寝る。

5/4 BC-G0-下山

 345(3時起き5時出発)と言って寝たはずが、目覚めたら4時半。ま、ありがちだよねと各自朝食をお湯で作り、そそくさと食べて5時半出発。アイゼンハーネスは着けていく。下り口を探しつつ、正面のピーク・西遠見を超えた顕著なコルから降りる。目もアイゼンも下り始めは不慣れで怖い。後日GPSログで見ると、緩傾斜を選んでいた訳でもなく、結構急なところもいってる。雪や立ち木の状況・傾斜錯覚のためだろう。
白岳沢からG0稜右側の枝尾根へトラバースする。枝尾根の乗越で雪庇状に張り出しがあったが、私がトップだったのでそのままリードしてしまった。今回ロープを出したのはここ一か所・黒稜若手に譲るべきだったと、後から反省。
 枝尾根を乗り越すとG0取り付きのルンゼが見える・朝日が正面から当たると傾斜が緩く見える。日陰と日向では傾斜感も変わるものか?
 あとはひたすら雪壁のトラバースと登り。ダブルアックスとアイゼンでフル回転、藪にあたってようやく脹脛が休める程度。ヤブで楽になるはずもなく、一歩で逃げて雪を探してまたトラバース。その繰り返しだが結構雪がつながっていて、概ね3時間でG0頭・主稜線に出る。
 ヘロヘロだったが皆に促され五竜ピークも往復。逆算してBC昼着・酒もないし今夜下りて仮眠して明日早朝帰京しようってことになり。一気に撤収下山、上諏訪IC信州健康ランドで温泉宴会仮眠所泊。翌朝8時にすっきりと帰京したが、折角の仮眠早発ちにも関わらず、事故渋滞で昼過ぎに着いた。

装備 ;エスパース45、ロープ2(使用1)、ガス中1大1(使用中70%)。バイル全員携行・ワカンなし。
 今回の新兵器は涼感素材の目出帽(DIY店の夏季工事用)。素肌晒すより涼しく快適であったが、買ったときは白しかなくて、モロ月光仮面。次は黒にしよう。

所感
 念願のルートではあったが、2・3月はやはり厳しそう。白岳沢をワカンでトラバースする記録はあるが、雪が締まるまではその気になれない。といってGWを待つと藪が出てしまうから、やるなら関東で桜が散るころ・休暇を付けるのだろう。

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