大菩薩 土室川大ドケ沢 沢登り

◆日程:2022/5/4(水)
◆形態:沢登り
◆人数:2名(N山、H多)+他会3名
◆ルート:松姫峠(駐車)→ 1368P → タツビ尾根 → 枝沢下降 → シンケイタキ沢出合→ 大ドケ沢出合→登山道→松姫峠

(報告:N山)
 今回は沢が3回目というメンバーもいるので、是非とも快適な沢をと思い、順層でナメが続く土室川流域を選択した。
シンケイタキ沢は昨年行ったので、その西側の大ドケ沢を提案して皆さんからOKをもらった。一部の記録には書かれているのは、「大ドケ」はシンケイタキ沢の東側にあるピークなのに、シンケイタキ沢の西側にある沢が大ドケ沢とはおかしいのではないか というもの。難しいことはわからないが松姫湖ができる前であればシンケイタキ西沢といったところか。

 本厚木朝6時にH多さんをピックアップ。すでに圏央道ではGW渋滞が始まっている。正直松姫峠8時の集合時間に間に合うか自信がなかったが、グーグル先生の誘導により、5分前に到着。かもしか会のメンバーと合流。駐車場はちょうど全部埋まっている位。
 初対面の人同士簡単に自己紹介のあと身支度する。N山は今日もハイパーVの1980円の靴で行ってみることにする。歩き易い尾根道を歩き、鶴寝山へ。鶴寝山は富士山の良い展望台でしばし富士山を眺めながら休憩する。次のピークの前に左に分岐して、南下する尾根を下る。踏み跡はしっかりとしており、急な下りではあるが問題ない。1030mあたりから西に向かってガレ場を下る。最後は落ち葉のラッセルになりシンケイタキ沢に降り立つ。ここから下流に向かい堰堤を右岸から超えると、まるで街中をながれる川のような水路沿いの道を下る。すぐに林道の橋(深渓滝橋)がみえて、大ドケ沢との合流点。ここは大崩壊地になっている。これ以上崩れると、橋がヤバいのではという感じである。大ドケ沢左岸の工事道跡をたどるが、途中道が崩れておりザレのトラバースになるが、蹴り込んでいけば大丈夫。大き目の堰堤は右岸のガレ場を上がると途中台地上になっていて、堰堤のすぐ上に出れる。木の根で5mほど懸垂して堰堤の上に立てるが、もう一段上まで巻いて、立ち木でザレを懸垂する方が良いと思う。堰堤をこえたところでモグモグタイム。新緑と青空のコントラストがとても良い。おもわず昼寝状態になる。
 ここからがナメ滝が連続する。春先のせいかヌメリは強いが、ハイパーV1980 のクセがわかってきておりだんだん快適になっていく。シンケイタキ沢と比べると少し荒れ気味で倒木が多いかな。とはいえ明るい沢で新緑が気持ちよくなんども深呼吸する。沢に慣れたものには快適に登れる滝ばかりであったが、沢3回目のK野氏ににはちょっとキツかった部分もあり、脚が上がらなくなってきた。自分の練習も兼ねてマメにロープを出して休憩を多めとる。スカイラインがみえてきて水が枯れてきたこともあり、左の尾根に上がる。快速娘H多さんに先行してもらったが、あっという間にスカイラインを超えていった。が、実は登りの途中にも登山道があり、H多さんに下りてきてもらう。しばらくしてK野氏が半分遭難状態で登山道に這い上がって遡行終了。グータッチ あとは快適な尾根道を松姫峠まで、話をしながらのんびり歩いた。いつも思うがこの尾根の雰囲気はとても好きだ。冬の鍋山行は来年ここに来ようかな。松姫峠で沢装備解除のあと、丹波山村のキャンプ場へ向かい、山サイクリング部隊と合流。大いにのんで食べて語って気を失った。

松姫峠8:30―シンケイタキ沢出合10:20―大ドケ沢11:00―登山道16:00―松姫峠16:55 (かなりのんびりペースです)

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