頚城 三田原山・火打山  山スキー

◆日程:2022年4月2日(土)〜3日(日)
◆形態:山スキー
◆人数2名(N井、I崎)
◆ルート:
 4/2 杉野沢スキー場→三田原山→高谷池ヒュッテ(泊)
 4/3 高谷池ヒュッテ→火打山→澄川→容雅山→北桑沢→岡沢集落

【報告:N井】
4/1
 松井田妙義ICで待ち合わせ、I﨑車で向かい、日付変更と同時に信濃町ICをでて、いつもの道の駅で仮泊

4/2
杉野沢スキー場⇒ゴンドラ終点8:45→リフトトップ10:00→三田原山12:20→黒沢池12:50→高谷池ヒュッテ13:50 例年なら3月3連休、その翌週もお天気思わしくなく、また来年、というところだが、今年は1週間延長営業のおかげで今日がある。三田原第三高速リフトは動いてないがゴンドラで上がれるだけで十分。一番のゴンドラで上がり歩き出す。
3月下旬の高温とここ数日の低温で雪は固い。登り口の沢を横切る手前で早々にクトーを装着し、ひたすらトラバースで三田原へ上がる。シールを外して黒沢池に下るが、午後になってもまだ雪は固く、疲れる。登り返して高谷池ヒュッテへ。今日の同宿は5P13名。寝具も全員に行き渡り、担いできたシュラフも使わず快適に眠る。朝まで10時間布団の中なんていつ以来か。

4/3
 高谷池ヒュッテ7:00→火打山肩8:00、8:15→1230m登り返し地点8:50→容雅山11:00、11:30→第三発電所つり橋12:40→岡沢集落14:00
それほど冷え込まず、朝から快晴ほぼ無風。斜面に陽が当たるのを待ってゆっくり出る。前日のトレースにクトーが気持ちよく効き、すんなり火打山の肩へ。憧れの澄川を前にもっと緩むのを待つなんてできない、とさっさと滑り出す。やっぱり固い。先月の米子沢で第4バックルのフックを落としてきて、パワーベルトで補おうと思っていたがガッチリ締め直すのを忘れていたのをターン中に思いだす。抑えきれなくて弾かれて転倒。荷物が重いので頭が下になり2~30m滑落。いやあカッコ悪~。
 カール状の底まで下れば斜度も緩み、ガリガリやブロックもところどころあるが総じて快適。足並みのそろった二人でお互いに写真を撮りながら快調に飛ばす。広い谷の正面に容雅山も見えてきて、そろそろ登り返し地点が気になるが、滑っていけば「ここでしょ」という場所がある。シールを付けて30分ほどで1390mのポコ東の鞍部に上がり、そこからアイゼンを履いてシートラで行く。途中、何か所か細尾根の笹薮を漕ぐところもあるが、総じて長めの良い尾根のいくつかのアップダウンを超えて、アイゼンを効かせて最後の急登を上がれば、そこは容雅山山頂。大休止していると北西の方から3人Pが上がってくる。大毛無山から大毛無沢を下り、1泊して悪水沢から上がってきた旧知の鈴蘭山の会のパーティだった。しばらく歓談した後、いよいよ二つ目のおいしいところ、北桑沢に滑り込む。澄川ほどのスケールはないが、気持ちの良い中斜面が続き、柔らかい雪で気持ちよくスキーが回る。澄川沿いに下っていれば残業モードだっただろうが、この爽快さは2時間登った以上の価値がある。どんどん下って、右の台地に上がろうかと思ったが最後まで沢筋は雪で埋まっており、アッという間に澄川渡渉点。スノーブリッジが残っており、すんなり右岸にわたり、シールをつけて台地に上がる。地図を見ると少し先でも良さそうだが、渡ったところからさっさと登って良かったようだ。大地を進むと送水管尾根に合流し、シールを外して送水管沿いを下る。整備された道のようなところを下るのかと思ってたがそうでもない。本当はちゃんとしないといけなかったのだろうが、ほぼ終わった気分でいたせいか永井はブーツゆるゆる、メットもかぶらず適当に下る。最後あと数メートル横滑りで降りれば終わりのところで転倒、後ろ向きで頭からラントクルフトに落ちる。幸いにもブッシュにスキーが引っかかって緩衝材になりケガ一つなかったが、メットもかぶっておらず、一歩間違えば大きな事故になりかねなかった。
 発電所のつり橋を渡るがスキーブーツだと意外と歩きにくいのにわたり始めて気が付く。右手にスキー、左手にストックをもって渡ったが、面倒くさがらずどっちかはザックに着けた方がいいだろう。またシールを貼って台地上の林道に上がり、ほっと人心地。あとは平らな林道を延々と下るわけだが、第二発電所へ下る分岐では注意が必要。谷寄りに車道があって、川沿いに第一発電所の方向、標高400mぐらいまで下るようだが、岡沢集落の方から雪上車が入ってくる道があり、その雪上車のキャタピラーの後に導かれて標高250mの岡沢集落まで下って、標高差2,000m超えを達成した。

 これまで何度か計画したが、半分がお天気で、もう半分が忙しいだなんだと気持ちの弱さで行けていなかったが、今回、いくつかのラッキーのおかげで念願のルートをトレース出来て、本当にうれしい。ご一緒していただいたI﨑さん、本当にありがとうございました。

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