丹沢 源次郎沢 沢登り

◆日程:2022/2/27
◆形態:沢登り
◆人数:3名(N山、S口、S澤)
◆ルート:
小田急渋沢駅 7:45集合 
  戸沢 → 源次郎沢遡行 → F10 → 源次郎尾根下降 → 戸沢

(報告:N山)
 まだ2月ですが、気温が上がる予報だったので「沢はじめ」に行ってきました。当日は朝は寒かったものの、昼に近づくに従い気温がぐんぐんと上がり、テルモスに入れた熱いお茶よりも、冷たい飲み物が欲しくなるほどでした。源次郎沢は水量があるものの、日当たりも良く、ほとんど濡れずに遡行可能です。今回、支点構築の練習をサブテーマとしていたので、金物(ハーケン、ナッツ、カム)を多めに持参しました。

 渋沢の駅に7:45に集合。戸沢の河原に車を止めて沢装備を整える。書策新道を数十メートル歩き、堰堤をパスして入渓。ゴーロを少し歩くとF1。滝の左側を登る。釜ポチャしたらシャレにならない冷たさと思われ、必要以上に力がはいる。F3は中央のクラックを登ったりや左側をあがるなど思い思いのルートで登る。ここの落ち口で各々が懸垂支点をハーケン等で構築し、一応安全確保の上懸垂下降を行った。静かな渓にハーケンを打つ音が響き渡る。いままで本チャンで自分の打ったハーケンに全体重をあずける機会は数えるほどしかない。思い返せば 源次郎沢ならぬ、剣岳源次郎尾根で、雪に埋まった懸垂支点が見つけられず、富山名物ますのすしの蓋を押さえている竹の棒で「竹ペグ懸垂」をしようとしているFさんに、「おねがいですからちゃんと支点作りましょう。私、(ハーケン)打ちますんで。」と説得したとき位かな。
 F4は中央のカンテをS澤さんリードで登る。ステップ状ではあるが、脆い感じがあるので一歩一歩確かめながら登る。滝の右壁にはペツルやRCCのボルトが連打されており、アブミの掛け替えなら登れそう。F4の上には日陰になった滝があり、水流のわきには氷が発達していた。乾いた左岸を登る。
 F5は滝芯の左を直登。落ち口の一手が少し悪いが頑丈な支点があり、滝の方に足をのばして、せーのでずり上がる。落ち口のハーケンにシュリンゲがぶら下がっているが、そろそろ切れそうな感じであった。
 F9は、定石どおり右壁を上がるが、カムとナッツで作った支点で懸垂して、再度左壁を登ってみる。どちらかといえば左壁の方が易しい気がするが、剥がれそうな岩がいくつかあり、カチッとした右壁が正解だと思う。
 ゴーロ帯を1140mまであがり、源次郎尾根に向けてトラバースする。景色の良い草原を横切って、15分位で源次郎尾根の登山道のピンクテープを確認できた。尾根道にはところどころに雪が残っており、スリップに注意をしながら戸沢まで。ポカポカとした陽気のなか おやじ二人で「春一番」を歌いながら下り、山行を締めくくった。渋沢駅で解散。

 第二東名の秦野SAスマートインターチェンジの工事が進んでいました。完成すれば丹沢がさらに近くなります。開通は・・・ 未定とのこと。コロナの影響で部品やら資材の入手が大変なんだろうか。

 戸沢8:40→ 入渓8:50→ F2 9:05(支点構築練習)→ 二俣10:45→ 1140m地点  13:00→ 源次郎尾根登山道13:20→ 戸沢 14:20

F3にて支点構築練習

2月だというのに 暖かい

F9

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