◆日程:2022/2/26-27
◆形態:雪バリ
◆人数3名(N野+他会T女史、K氏)
◆ルート:舟山十字路ー南稜(尾根泊)-P3ガリー・阿弥陀岳ー御小屋尾根ー舟山十字路

報告:N野
 南稜は数年前の数珠繋ぎ滑落事故以来、確実な確保方法が判明するまで行くまい、と自らを律していたが。「取付きに支点あるよ」との一言で参加。

2/26土 快晴 舟山十字路ー立場山ーP1P2間(幕営)
 今年は別荘地終点に仮設ゲートがあり、舟山十字路ゲートまで1h近く歩かされる。十字路には「南稜(一般ルートに非ず)」との標識もある。
 立場川に降りるトレースがワカン。対岸尾根の取りつきが急で一苦労。以後トレースはそこそこあるが、地味に埋まる。本日は快晴八ヶ岳ブルー。なのだが、日向が暑いのはGWみたい。 なので雪も腐り加減で疲れる。立場山でガイドを抜くと、P1で下りる3人組とすれ違う。日帰りパーティが撤退しているのは、地味なラッセルで時間がかかっているため。こちらもご同様で、出発当初は八ヶ岳ブルー&明朝の降雨予報のため「今日中に抜けちゃおうよ」なんては話してはいたが。すっかり疲れ果てて、P1-P2間を切り出して幕とした。
 日暮れにキジ打ちに出ると、赤岳西壁(主稜?)にヘッドライトの明かりが見える。壁ビバークか? 昔私もやったなぁ、、。

2/27日 吹雪ー曇り 幕地ー舟山十字路ー南稜(尾根泊)
 目覚めると吹雪、ま、予報通り。身支度してしばし様子を見るが、ルートもトレースも判るので出発。P2,無名峰を巻いてP3ガリー取付きに降りる。例の確保支点だが、昨日3パーティは先行しているのに、見つからない。信じられない思いで積雪を掘り返し、ようやく右岩壁基部にワイヤーとリングを見つける。
 T女史が60Mシングルでリード。終了点の確保支点見合いではFIX中間プルジックもあり、としていたが。巻き上げないまま”解除・ノボレ”サイン(ロープ3回引き)があったので、中間K氏、私ラストで連続登攀。昨日の半腐れ雪のステップが程よく凍って快適。とはいえ私は登攀時にオーバー手をノーマルテムレス(青)に代えたのが失敗で、湿ったインナー手袋では冷気も滲出して、指先が凍る。血行を戻すべく夢中でダブルアックスしていたが、下山後の今でも両四指先が痺れている。
 中間支点の私が貸したイボイボハーケンを回収したら、力余って飛び抜けた。一本2700円がP3ガリーを落ちてゆく、”あぁ~”と情けない声が出る(後日買いなおしたら3,200円に値上がっていた;;)。結局1Pは60Mいっぱいで、終了点は残置+打ち足し(すぐ抜けた)。
 P2は私リード。緩傾斜の氷化した草付きを30mで立木確保。P4の左巻きと次の雪壁直上は、メンバ次第では要確保。雪壁を抜けると標識の頭が雪面に出ていて、阿弥陀山頂とわかる。
山頂は吹雪で目も明けられない。辛うじて至る御小屋の標識に従い、梯子・固定ロープ(青100m超)を辿る。樹林帯でようやく一息。下山となった。

所感
;鬼門のP3ガリーの取付き確保支点も確認できて、今後南稜は60mザイルが正解と思われる。それでも1P目は中間支点が信用ならず。リードが墜ちたら計120mの落下荷重・取付きの残置ワイヤで止まるのか?

装備 ;ダンロップ34、鍋中小、カートリッジ大1/2、シングル60m。ワカン残置。

行程 ;
2/26土
0645 別荘地終点ゲート出発
0730 舟山十字路ゲート
1330 P1-P2間幕営
2/27日
0745 幕営地発
0830 P3ガリー取付き
0930 阿弥陀山頂 視界無
1230 舟山十字路

幕地から P3とガリー