谷川岳 東尾根 雪バリ

◆日程:2018/3/11
◆形態:雪山バリエーション
◆ルート:
ロープウェイ駐車場発~一ノ倉沢出合~シンセンのコル~第一岩峰~オキの耳~谷川岳ロープウェイ
◆人数:3名

谷川岳東尾根  報告:Y井

2018.3.11

Y井、I崎、T木(黒稜)

3/10土合駅泊 3/11 3:00起床 4:30谷川岳登山指導センター 6:00一ノ倉沢出合
8:00シンセンのコル 11:00オキノ耳 12:40 谷川岳ロープウェー駅

土合駅に10日20時頃着いたがすでに寝ている登山者がいたので通路にテントを張る。その後5~6パーティが到着。

3時起床。4時半、登山指導センターに計画書を提出し、ヘッデンを点けて一ノ倉出合に向かう。(H本さんは西黒尾根に向かう。)
一ノ倉沢は巨大なデブリで埋まっている。一の沢下部も同様。寒いほどではないが気温が下がって雪面はクラストしていて歩きやすい。
目の前で中高年の登山者がスリップして10mほど滑落した。怪我は鼻を擦りむいたぐらいだったが山行を諦め下山していった。

一の沢の傾斜が増すにつれて凍った斜面も出てきて緊張する。若い登山者に追い抜かれるが焦らぬよう慎重に登る。
第二岩峰に10名弱ならんでいるので基部をトラバースする。ロープを出すが中間で支点が取れない。急斜面、ナイフリッジ(マチガ沢側に雪庇が出ているので一ノ倉沢側)を進む。
第一岩峰に着くとここも多くの人が順番待ちをしておりトラバースする。やはりまともな中間支点が取れない。
今回45mロープを使用したが、ルンゼを登って安定した地点まで少し届かず「ビレー解除」と叫びながら強引に上がり
岩にハーケンを打って確保を取る。50mロープが良かった。

オキノ耳に飛び出す稜線は、以前は小さい部分でも2mくらい雪庇が出ていたが今回はほとんど発達しておらず簡単に抜ける。
11時。非常に順調だったが、残念ながら東側はガスって展望がない。ロープウェイ駅に向かう途中から晴れてきた。

前回は山形時代にベテランリーダーの元、ホアイトアウトの中を総勢7名で登り、第 一岩峰からヘッデンを点け、オキノ耳には20時、肩の小屋に22時にたどり着くという大変な山行で充実感いっぱいだった。ただ連れて行ってもらった感があったので天気のいいときに改めて行きたいと思っていてたのを、今回T木さんが当初計画の権現東稜を変更して付き合ってくれたものだ。

ただ順調な山行であまり充実感はなかった。

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