◆日程:2017/8/19-20
◆形態:無雪期登山
◆ルート:室堂~立山三山~真砂岳~別山~剣山荘(泊)~剱岳往復~剱御前小舎~雷鳥平~室堂
◆人数:2名

–報告 S口

8/18 新宿都庁前 毎日あるぺん号23:00出発
8/19 7:00室堂ターミナル到着~一ノ越~雄山~大汝山~富士ノ折立~真砂岳~別山~剱御前小舎~剣山荘
8/20 3:00起床 4:00出発~剱岳往復~剣山荘~剱御前小舎~雷鳥平~室堂ターミナル~15:00室堂発~17:15富山駅~19:07北陸新幹線かがやき21:20東京着

週の初めから、週末の天気予報はあまり良くなく、土曜は曇だったが、日曜は雨だった。
天気とくらすをみても、日曜は「C」の予報。
計画をキャンセルすることや、立山三山にして雷鳥平にテン泊も考えたが、
金曜日、土曜日が若干の雨模様、日曜日は曇りの予報に変わった。
急遽、出発ギリギリでテントをザックから出し、ダメ元で剣山荘まで行くことにした。

18日、朝7時過ぎに室堂のターミナルに到着。
登山用の深夜バスは、久しぶりであったが、相変わらずよく寝れた。
7時半、霧雨の中、出発。
一ノ越までは、しとっと濡れる感じの雨が降っていたが、雨具を着るほどでもなく、山頂が近づくに連れて、段々と晴れる。
雄山山頂では、パラついてはいたが、ところどころ青空が見え始め、外界も見えるようになってきた。
神様のご加護か、雷鳥発見!子連れみたい。ふわもこでかわいい~♪
雄山を抜けたらまた雨。
大汝山も、富士ノ折立も、まっしろでなーんにも見えない。
富士ノ折立では、面白いおっちゃん2人組が、写真とっても、看板がないと本当に登ったのか証明できんな!と言っていた。
その通りだと思った。
そんな富士ノ折立をすぎると、段々と雨はやみ、雲の切れ間から山肌が見えるようになった。
真砂岳は、緩やかな上りの、薄茶色のザレのきれいな、まーるい山だった。
そこから別山に向かって、軽く下って登る。この時点で13時。思った以上の昇り降りで、だいぶ披露も溜まってきた。
えいやっと、山頂に着くと、雨はすっかりあがって、まっしろしろけだった中に、北斜面のカール、そこに付いた雪渓、南斜面のグリーンに、ちょっと青空が見えてきた。
もう、ココらへんで諦めて、今日は剱御前小舎に泊めてもらおうかなどと考えていたとき、ぶわわ~っと風が吹いて、剱岳方面の雲が取れ始め、剱岳の姿が浮かび始めたのだ。
足元の緑と雪渓の白の斜面から、カラフルなテントがチラチラと剣沢のテン場、剣山荘、そこから、目線を上げていくと、灰色の岩と、緑のまばらな山肌、山頂はまだモヤに囲まれているものの、うっすら姿が見えてきた。
うわぁ~すごい!!やっぱりかっこいい!!剱岳って、写真のまんま!
これは、行くしかないのでは!?
ということで、剣山荘を目指すことにした。
剣山荘までは、剱御前小舎経由で、雪渓を3回ほど通り、14:30に到着。
霧雨が降ったりやんだりしていたが、午前中の天気が何だったんだ?と思えるような、青空の下ビールを飲んで夕食にした。
天気予報を聞くと、明日は曇り。雨は降らないようだ。それに宿泊客も少ない方なようで、渋滞もないのでは?という。
それならと、アタックを決意。

19日、3時に起床、お湯を沸かして温かいものを体に入れて、4時に出発。準備している間にも、何組も出発していく。
暗い中、ヘッデンで進む。満天の星空で、オリオン座が眩しい。よく晴れている。
コースの○印を見落とさないよう、注意して進む。暗いというのは、本当になんてことない岩場でも、それなりになるものだ。
一服剱についたときには、日が出た直後だった。
少し下って、前剱を登る。左手には、富山の街の明かりがまだ良く見える。見上げると、うっすらではあるが、これがまだ前剱なのか!と思うほど、でかい。
道はザレ始める。滑らないようにというより、落石しないように注意。
前剱を登ると、もうヘッデンはいらず、富山の街は真っ白な雲海に包まれてしまっていた。
しかしながら、よく晴れている。気温もさほど低くなく、気持ちいい。

平蔵の頭の鎖を登って、下ろうとすると、いよいよカニのタテバイとヨコバイが見えてくる。
同じタイミングで、平蔵の頭を登ってきた人(山頂に行ってきたのであろう)が、「カニより、ここ(平蔵の頭)のほうがちょっと怖いから、気をつけて降りてね。多分向こうから見ると、平蔵の頭は、ゴジラの背中みたいにゴツゴツな感じなんだよ。」と教えてくれた。
確かに。渡った先、平蔵のコルから見ると、平蔵の頭を登り降りする人は、なんだかすごいところにいるみたいだ。
意外と、平蔵のコルのほうが、高度感あって、おぉ!と思ったりして、カニのタテバイに取り付く。
人はさほど多くないが、ちょっと詰まってる感じ。意外と短く、スッスッと登れれば、なんてことはないが、混んでいて、途中で止まって待ってたりすると、ちょっと緊張感あるかも。
ここを抜けたら山頂か!と思いきや、まだまだ先は長い。
流石にここまで来ると、ペースも落ちる。最後のガレをえっちらおっちら登っていると、「あと10分位だよ~がんばって~」と降りてきた人が声をかけてくれた。
ありがとうございます。

7時、山頂到着。やった~!着いた~!!
山頂は、とっても賑やかだった。360度雲ひとつなく、最高の眺め。
立山が小さく見える。雄山の向こうに槍と穂高が、その左に富士山も見えた。
太陽が登っている方向には、五竜から白馬、早月尾根の緑がとても美しかった。

7時半過ぎ、下山する。
気温も上がり、汗をかいてきた。
カニのヨコバイは、若干混んでいた。
鎖を掴んで後ろ向きに岩肌を降りていくところは、まず右足を下ろすところに、赤い塗料が塗ってあり、わかりやすい。
そこからトラバースも、足がしっかりあって、見ればわかる。
お天気も良くて、すっきりよく見えるので、高度感が半端なく、楽しい!
これか!みんながいいっていう理由は!確かに、ただガレやザレを登るより、エキサイティングで高揚感がある。
これは、また来たくなるかもなぁ~

前剱は気がついたら巻いていた。そこからの下りも、最初は心配していたが、明るいせいもあって、それほどでもなく、
10時に剣山荘に到着した。
流石に疲れた。剱御前小舎まで登り、雷鳥平へ下ると、気温も上がり、すっかり夏山。
最後の登り返しにへこたれて、室堂についたのは14時だった。

めいっぱい、立山~剱岳を楽しんだ2日間だった。
軽く雨は降っていたが、涼しい立山だったし、行けるとは思っていなかったに、行くことができた剱岳。
最高に楽しかった!