◆日程:2017/4/22-23
◆形態:山スキー
◆ルート:姥沢~月山~清川行人小屋(泊)~月山~北月山ルート~北月山荘
◆人数:3名

報告
月山・清川行人小屋ルート・北月山ルート 山スキー
日程: 4/22~23
メンバー: T野・T山・A原

事前の予報では、「2日間ともまずまずの行楽日和で、特に日曜日は最高でしょう!!」と告げていた。青空のもと快適なザラメをどこまでも滑って行くイメージが頭の中で出来上がっていた。計画も初日は、去年途中まで快適に滑った沢筋を、沢床まで一気に滑り落ちて清川行人小屋に登り返す、という滑降主体のルート。
そして2日目は再び月山に登り返して15km近い距離を鳥海山に向けて延々滑り下りる、ロングツアールート。自我自賛だがこの二つのルートを完走したらまさに「月山まるかじりルート、オイシイとこバージョン!!」という魅力的な計画になるはずで出発前からテンションは上がりまくりで超楽しみだった。
結果から先に言うと、ほぼ予定通り行動しましたハイ、でも当初の快適なイメー ジとは程遠い山行になりました。
(でも、月山の厳しさと充実感はたっぷり味わいました。)では報告です。

4/22
西川ICのバス乗り場の近くに無料駐車場があって、ここに車をデポ。9:00のバスで月山スキー場に向かう。天気はドンヨリ曇り空で風も強くうすら寒い。「そういえば、予報でも今日は寒気が残って少し不安定って言ってたなぁ~まあ、そのうち回復するだろう。」とその時は思っていた。リフト終点まで登ると、辺りは霧氷が小枝についていて雪も硬くて冬山のようだ。
最初からクトーをつけて出発する。登るにつれてガスで視界が悪くなり、やがて完全なホワイトアウトに・・・・。でもこの辺りはトレースもあってコンパスで方向さえ合わせて登れば一番高いところが山頂なので迷う心配はない。
途中、傾斜が急になったところからアイゼンになって板を担いで登り、リフトトップから約2時間で月山山頂に到着。ほぼ予定通りだ。さて、ここから清川行人小屋に向かうのは我々だけのようだ。完全なホワイトアウトなので当初考えていた沢筋滑降なんて夢また夢で、一番安全な緩斜面の一般ルートを50mに一回くらい立ち止まってコンパスとGPSで確認しながら慎重に滑る。
最初のうちは硬い雪が波打っていて非常に滑りにくい。通常なら物足りない傾斜の緩さがこういうときはありがたい。そして何しろ真っ白なので動いているのか止まっているのかもわからなくなることもあってちょっとした船酔い状態で気持ちが悪くなる。
それでもGPSがあると現在地が確定できるので本当にありがたい。ひたすらGPSの夏道を追って下りていく。それでも標高が落ちて1500m付近から視界が効くようになり、ようやく山スキー っぽくなってきた。

そして、清川行人小屋が見えてひと安心、最後の最後だけ快適に滑れた。小屋はストーブ・寝具・トイレもあって快適!!
さらに、この時期にもかかわらず水がコンコンで出ているので雪から水を作らないで済むので大助かりだ。宿泊費も\1000と格安。
天気さえ良ければここは広い緩斜面が延々と続き、初級者にはぜひお勧めしたいルートだ。しかしそれも天候次第、残念ながら今日はちょっと状況が違っていた。でも小屋に入れば後は天国、持ち上げたお酒と小屋のストーブで体を温めれば、いつもの楽しいひと時が始まります。そして明日の好天を夢見て夜はぐっすり熟眠。

4/23
夜中からすごい風が吹き荒れていて、こんな強風の中、再び月山に登り返さなければならないのがとても不安だ。でも、天気予報は「今日こそは大丈夫!!」と自信ありげに告げている。
それを信じて予定通りに6:00出発。この辺りは風は強いながらもまだ晴れていて、風と雪が織りなす情景が幻想的、まるで冬の山のように美しい!!しかし少し登れば再びホワイトアウト地帯に突入。ただ晴れるのを信じて黙々と登ること2時間、予定通り8:00に再び月山に到着。天候は相変わらずで「本当に行けるの?」と思える状況だが、予報を信じて、もうじき晴れるだろうと思い直し、予定のルートを決行する。

それもこれもGPSがあるからこそだ。どこを見ても真っ白な本格的なホワイトアウトで、まるで目を瞑っ て歩いているようだ。
アッまた船酔いが・・・・。条件が良ければ20分かそこらでビューンとひと滑りのところを2時間もかかってしまい、時計を見て時間の進み方の早さにに思わずビックリ。
それでも慎重に滑って何とかGPSのルート上をトレースしていくとようやく弥陀ヶ原を過ぎて樹林帯に入り、視界が効いてきた。

とっ、しばらく行くと先行パーティーが・・・・。昨日、車のデポ地で偶然会って、月山まで登る途中一緒だったトマの風パーティーでした。彼らは昨晩の強風をナント稜線で、しかもモノポールのタープでやり過ごしたそうだ。さすがにツワモノぞろいだ。

結局、ジャンボタクシーを呼んで相乗りしよう、ということになって一緒に下りることになった。
樹林に入ってからはまずまず快適に滑れたが、天候は最後まで回復しなかった。前半、時間がかかったので北月山荘に着いたのは結構ギリギリの13:40。ここで温泉に入ろうと思っていたがそれもかなわず、下山してすぐに予約したジャンボタクシーで庄内あさひバスストップまで行き、そこから高速バスで西川に戻った。
帰路、寒河江のユーチェリーで温泉に入り(¥350にしては非常に快適でお奨め!!)ここで食事もして無事帰宅した。

両ルートとも、ぜひ晴れた時に再訪したいルートです。特に北月山ルートは、標高差約1500m、距離約14kmを一回もシールを履くことなく、常に正面に鳥海山を望みながら滑ることができる、というのはぜひ一回経験してみたいと思っています。

■コースタイム
4/22
スキー場トップ(11:20)~(13:30)月山~(14:20)清川行人小屋
4/23
清川行人小屋(6:05)~(8:15)月山~(13:40)北月山荘

T野

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