奥只見 村杉岳

◆日程:2017/4/15-16
◆形態:雪山登山
◆ルート:奥只見丸山スキー場~大鳥ダム湖岸道~上大鳥橋~白滝沢右岸尾根~1000m付近(泊)~1395~村杉岳~村杉沢右岸尾根~上大鳥橋~丸山スキー場
◆人数:3名

奥只見・村杉岳
I井、S口、A原

田子倉湖の冠水によって陸の半島となった村杉半島に行ってきた。
仮眠は小出の道の駅。翌朝快晴。予報ではお昼くらいから雨や雷の予報だが感じさせないくらいの上天気。
7:28、丸山スキー場の宿泊施設あたりから雪をつないで電源開発道路に降り立つ。
只見川は雪代で増水していた。電源開発道路はいまにも落ちそうな頭上の雪の塊を気にしながら、デブリの出た急な雪面トラバースだったり、道が使えず河原の雪を拾っていったりで精神的に疲れる道だ。
9:50白滝沢右岸の雪の繋がったルンゼに取付きひと登りすると素晴らしいブナ林がひろがった。ザクザクとしたザラメの雪で登り易いが、尾根が広いのでポイントには赤布をうっていく。

スキー場や未丈が岳の白く大きな姿が見え、風もなく穏やかな天気だった。
だがやはりお昼くらいに雲行きが怪しくなり風も出てポツポツときた。
1010地点で予定のテンバには程遠いが、雨の歩きほど切ないものはない。
東側に壁のある窪地にテントを張ることにした。明日はここから村杉岳をピストンしよう。

テントを設営してると雨はやみ晴れ間が見えてきた。行動終了はちょっと早まったか、ともなったがきっとこれから悪くなるに違いない!と決め、宴会用のテーブルを作った。
未丈をつまみにしながら外宴会を楽しんだ。だが、また雨雲がきたようでテントに逃げた。
その後はほとんど雨は降らず夜は月がきれいだった。

4時起床。夜明け前の森は、月明かりでうっすらと明るかった。
テントを残置し村杉岳に向け5:30出発。小鳥がさえずり気持ちのいい登りだ。
1250の丸山岳からの主尾根に乗ると燧ケ岳、丸山岳などが見えた。まんまるな1395に立つと向かう村杉岳が大きく鎮座し、東のほうには三羽折ノ高手から倉前沢山への緩く長い稜線がみえた。

7:50村杉岳頂上。来たかった頂上、見たかった景色があった。
鬼ヶ面、浅草岳、守門、毛猛、未丈、駒ヶ岳、荒沢山、燧ケ岳、平ヶ岳、丸山岳、大好きな山やまがぐるーっと360度見渡せた。
1年でも雪のある時季にしか立てない頂でこの景色を見られた幸せに感動した。

三羽折の高手の60m道路とも100m道路ともいわれる広いブナ尾根にも立ちたかったがそれはジカイノオタノシミ。
次回は、村杉岳から村杉沢右岸尾根台地にあるという「衝撃的なブナの群れ」もぜひ歩きたいものだ。

テンバまで戻り、テント撤収し9:40下山開始。
途中、単独の女性と遭う。GWに横山まで縦走するので下見に来たという。
下山の電源開発道路の雪崩と急斜面トラバースにヘロヘロになりながらスキー場の真下の斜面を20mほど上がり、駐車場に13:20到着した。
締めは、囲炉裏じねんの山菜料理。相変わらず素敵なお店だ。

山行の核心?は電源開発道路だったが、宿願の村杉半島のひとつ村杉岳の山頂に立てたことはとても満足な山行だった。
ここから丸山岳を経て会津に抜ける雪山縦走もいつかしてみたいが夢で終わってしまいそうだ。
山行に付き合ってくれたI井さん、S口さんありがとう。
また機会があれば遊んでください。

A原

4/15~16 奥只見・村杉半島
https://blogs.yahoo.co.jp/imai_tr/56419350.html

I井

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