◆日程:2017/3/5
◆形態:山スキー
◆ルート:除雪終了点~大幽洞窟分岐~尾根に乗る~手小屋沢~1950m付近で尾根に乗る~武尊山~除雪終了点
◆人数:4名

宝台樹スキー場~武尊山 山スキー
報告:T野
メンバー:T野・T山・A原・T中美

昨日雪道を果敢に車で突っ込んで行ってあえなくスタックしたので、今日はおとなしく、除雪終了点のスペースに車を止めて6:53に出発。「今日こそピークを目指すぞー!!」と200~300mも歩くと登山道入口で、無理して車で入ってもどうせここまでだ。(四駆なら問題なくは入れる。)

最初は牧草地のような雪原を行き、すぐに沢沿いの林道を緩く登るようになる。大幽洞窟への道を分け、しばらくで林道の雰囲気はなくなり名倉沢を適当に登って行く。沢は完全に埋まっていてどこでも歩ける。
どこでも歩けすぎてつい油断してると、下りトレースにダマされて枝沢に入ってしまう。すぐに気付いて軌道修正。やがて傾斜が急になってなおも頑張ると1650m付近の尾根に出た。
武尊山が思いのほか遠くに望め、本当に届くのか不安になる。明るい雰囲気の良い尾根を緩やかに登れば1692mのポコ、ここから緩やかに下りていくと、さらに下りが続き、地図では想像できないほど下ってようやく手小屋沢に降り立つのだが、この下りで片足だけシールが団子になってエライ苦労をする。下りで片側だけ団 子になるとこんなにひどい状態になるとは思わなかった。とにかく片足だけがどんどん先行、団子の足は全然動かないので足はどんどん開いて行って、こうなると体が硬い私じゃなくても全く抵抗できずに転ぶだけだ。この下りは標高差で100m近くあるので、シールの団子如何に問わずシールオフして滑るに限る。そうすれば結構いい斜面だろう。
さて、ここですでに10:30。13:00が引き返し限界時間だと思っていたので、このペースだとちょっと厳しいか・・・。
ただ、手小屋沢はトレースにも助けられ、かなり楽に登っていけた。この辺り、森の雰囲気も最高!!さらに上部は傾斜が増すので右岸の尾根に取り付き一気に登れば1985m付近の尾根に乗り上げた。ここで一本して時間を見ると12:20。「さあーあと標高差200mガンバ!!」
ところが2000mからほんの標高差50mの突破に思わぬ苦労をする。

急斜面・藪・アイスバーンの3大難敵があろうことか力を合わせて我々が登るのを阻もうとする。この中の一つでも充分難敵なのに、3つも揃うとまるで黒部ダムの破砕帯を突破する工夫になったみたいだ。
しかしここまで来たらそうそうピークは諦められませーん!!
時間はかかるが枝をつかんだり潜ったりしてコツコツと登るしかない。
ようやくこの破砕帯を越えれば明るい樹氷の疎林となって13:14ついに武尊山の頂上に立つことができた。昨日が山頂目前の敗退だっただけに今日は嬉しい登頂だ。しかも、川場から簡単に登ってきた登山者が大勢いる中、あらぬ方向からスキーで登ってくる我々はやたら目立ち注目を浴びる存在のようだ。
最初に登った私などは質問攻めにあってしまった。でも気分は悪くない、というより相当良い。バンザイしたいくらいだ。やがてメンバーが揃ってみんなで握手!!

さあ、のんびりしてられない、さっさと降りよう。登りで苦労した破砕帯は大沢源頭の斜面を絡めて滑れば快適!!
登りの苦労は何だったんだ。そして手小屋沢!!
ここは北面なので雪が生きていて最高のパウダー!!
昨日に引き続き大当たりだ。あっという間に登り返し点まで滑る。そして1692mの登り返しも右に右にトラバース気味に登れば思ったより簡単に1692mポコに登り上げることができた。ここも行きの苦労は何だったんだ。

さて、最後に名倉沢の滑降。ここも全体的に北斜面なのでうまくルートを採ればいい雪が滑れる。同じ沢の中でも、右岸と左岸では雪質が全く違うことがあるので、そこをうまく見極めるのが、楽しく滑れるコツだ。そして、15:45、思ったより早く車デポ地に帰り着くことができた。

今回の宝台樹~武尊山のルートは標高差約1200m、登り返しもあるが、全体的に北斜面で雪質も良く、変化に富んだ好ルート、充実感もしっかり感じることができ「山に登ったー!!」と実感できて山ヤの山スキーにはお奨めです。

■コースタイム
除雪終了点(6:53)~(7:23)大幽洞窟分岐~(9:18)尾根に乗る~(10:30)手小屋沢~(12:20)1950m付近で尾根に乗る~(13:15)武尊山(13:45)~(15:45)除雪終了点

2017年3月 武尊山 山スキー

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